<特集>実践女子大学?実践女子大学短期大学部の新しい学生支援制度 J-TAS
入学前から卒業後まで 一人ひとりの個性を大切に、成長を実感し自信を持てる学生生活を後押しします。
2019年4月より、新たな学生支援制度J-TAS(ジェイタス):Jissen Total Advanced Supportがスタートします。豊かな教養と社会で活躍しうる実践的な教育、教職員間における学生一人ひとりの情報の共有、自分の「今」と「これから」を客観的に見つめるための多彩なサポートシステムを用意。これらを通じて、すべての学生が自信や周囲からの信頼を得ながら成長し、自らの手で未来を切り拓く力を養えるようバックアップします。
?成長を実感できる学びを提供
A.授業の改革
企業とコラボレーションした課題解決型授業や新しい学習法による語学教育、演習型授業など、社会で役立つ学びを提供。刷新した教養教育では新科目区分「女性を生きる」などの新設も行います。また、キャリア教育も見直し、将来に向けた行動を着実に行えるよう、授業改革を行いました。
B.課外活動の充実
学友会執行委員会や各種サークルに加え、日本相撲協会との産学連携による公式グッズ開発及び販売支援やオープンキャンパスで実施するJISSENトークライブなど、学生主体で行う課外活動プロジェクトを数多く展開。授業以外の場でも、成長の機会を提供します。
?学生支援スタッフがサポート
履修や授業について相談に乗る「カリキュラム?アドバイザー」や、就職?進路のアドバイスを行う「キャリア?アドバイザー」など、学生支援専門のスタッフを日野?渋谷両キャンパスに配置。学生の充実した学生生活をサポートします。
?成長を見える化するサポートシステムを展開
自分の長所やどんな能力が必要かを把握できる「成長診断テスト」や、授業や課外活動でどれだけ成長できたかを振り返る「学修ルーブリック」など、現状を見える化するツールを用意。これらの結果を一覧にまとめることで就職活動にも役立つ「自己成長記録書」も作成できます。
Message
新制度で、在学生も卒業生も、
力強くサポートします。
J-TASは、入学前から卒業後まで学生が自信を持ち成長を実感できる学びの時間を提供することを目標とする、本学独自の学生支援制度です。導入の背景には、日本の若者は諸外国と比べ「自信がない」「自分を価値ある人間だとは思わない」層の割合が高いことがあります(2013年度内閣府調査)。学内の関連調査でも同様の結果が出ています。これらを踏まえ、近年、本学では学生支援の在り方を検討してきました。その結果、「授業や課外活動で多様なチャレンジを重ねて、周囲のサポートを得ながら自信をつける」「他者から信頼されて成長を実感し、卒業後に豊かな人生を歩む」ことにつながる支援制度の導入が有効と考えました。卒業生に対する支援についても卒業後10年程度の継続支援を構想しており、さまざまなキャリアチェンジをサポートすべく体制を整える予定です。
卒業生の皆さまがいつでも帰りたくなる母校としてより良い教育?学生支援の形を追求し、魅力ある教育機関であり続けることをお約束します。
[座談会] 学生がJ-TASへの期待を語る
本学の学友会執行委員会で学生代表として活躍する2名に、J-TASでどんな学生生活を送り、将来に役立てたいかを語り合ってもらいました。
寄り添ってくれることが魅力。
フル活用して、未来を広げたい!
Aさん:
どの学部学科に在籍していても、学びたい分野や目指す進路は学生ごとに異なります。J-TASで自分に合った支援を受けることで、個性や長所をさらに伸ばせるのでは、と感じています。
Bさん:
学びの内容も、より「将来役立つ」ことを踏まえたものになったり、社会と接しながら行う課外活動が用意されたりして、それを意識した学生生活を送ることで成長につながるシーンが増えそうですね。
Aさん:
学生の情報を教職員が共有する、という点もいいですよね。私はこれまでゼミの先生に進路の相談もしていたのですが、これからは自分が学んできたことや成長の度合いなどのデータをもとに、より踏み込んだアドバイスをいただけるのでは、と思っています。
Bさん:
私は学生支援スタッフに相談して学生生活をさらに充実させたい。将来に向けて必要なスキルを伸ばすためにはどんな授業を受けたり課外活動に参加したらいいかを教えてもらえるのは心強いです。目標が定まらない学生にはどの方向を目指すべきか一緒に考えてくれることも頼もしいですね。
Aさん:
「自己成長記録書」も気になります。成績や活動履歴が一覧化されるので、自己分析がスムーズに行えるようになると期待しています。
Bさん:
学生生活の中でも、自分は何を習得していて、将来に向けて何が不足しているのか、また意識していないけれど何に適性があるのかなどを客観的に把握するのに役立ちそうですよね。
Aさん:
せっかくの制度ですから、フルに使いこなしたい。成長診断テストや学修ルーブリックも、自分の現状をしっかり見つめて記入する。学生支援スタッフや教員のもとにこまめに足を運ぶ、といった意識が、J-TASの有効活用につながると思います。
Bさん:
J-TASは受け身で利用するのではなく、学生も積極的に参加して育てていくものかもしれませんね。J-TAS1期生としてどんどん活用して、「J-TASをどう利用すればいいか」を学生目線で明確にしたい。それを後輩たちに受け継いでいきたいです。