竹内ゼミ 「ファッションに関する調査」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「ファッションに関する調査」(楽天インサイト調べ(2023 年 2 月)、https://insight.rakuten.co.jp/report/20230324/)の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 18 期生 松浦里紗
私はここ 3 年ほどパーソナルカラーについて関心があり、今年の春からは自分で診断できるようになりたい!という思いが強くなったため、パーソナルカラーの勉強を始めました。友人に診断を行ったり、アドバイスをしていく中で、ファッションや色彩に関する理論なども勉強する必要があると強く感じました。そうした背景からファッションに関する調査を調べましたため、今回の記事を紹介させていただきます。
今回紹介する調査は楽天インサイト株式会社が実施した「ファッションに関する調査」(出典は下記の参考文献を参照)です。今回の調査は、2023 年 2 月 13 日(月)と 2 月 14 日(火)の 2 日間に、インターネットを利用した Web 調査で、調査対象は楽天インサイトに登録しているモニター(約 220 万人)の中から、全国の 20-69 歳の男女 1,000 人を対象に行っています。今回の調査では、「ファッション」を重視するシーンやコロナ禍における衣服の買い方の変化、また「サステナブルなファッション商品」などに関する意識?実態を調査されています。今回は掲載されている調査結果のうち、特に気になりました結果を紹介します。
ファッションを重視するシーンを聞いたところ、「重視している」と「まあ重視している」を合計した「重視している」は「恋人と出かけるとき」(72.0%)が最も多く、続いて「異性の友人と出かけるとき」(65.6%)、「配偶者?パートナーと出かけるとき」(63.4%)、「同性の友人と出かけるとき」となっていました。性別でみると、女性は「同性の友人と出かけるとき」が全体でも 82.3% と高く、全年代をみてもすべて 8 割以上となっており、男性(全体で 42.0%)と比べても 40 ポイント高い結果になっています。
また性年代別で細かくみると、全体や性別全体の結果よりも異なる項目としては、女性の20 代?30 代の「一人で出かけるとき」があり、全体で 45.9%、女性全体で 51.3% に対して、女性 20 代で 57.0%、女性 30 代で 61.2% と比較的大きく異なっていました。これらに対して、この世代の女性が一人で行動する際にもファッションに気を使っている傾向が見られることを報告書でも指摘されています。
こちらの結果に関して、自分自身も1人でサクッとお出かけするときもアルバイトに行くときもファッションに気を遣って出掛けるようにしています。特に意識したことはなかったのですが、同世代の方々も同じような感覚があることが興味深いです。自分のネイルを見て元気を出す人がいるように、好きな服を着たり自信を持てる格好をすることで QOL(Quality of life;人生の質)を高めている人が多いように考えます。
ファッションに対する考え方やこだわりは人それぞれ異なりますが、世代や性別によっても差があることが見受けられ、それぞれの個性が現れる調査でした。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
『20 代の半数はサステナブルな衣服を選択!コロナ禍で衣服を店舗で購入する頻度が減った人は 4 割以上』ファッションに関する調査、楽天インサイト調べ(2023 年 2 月)
https://insight.rakuten.co.jp/report/20230324/
(最終確認日:2023/11/05)