竹内ゼミ 「旅行先での食事に関する調査(2023年)」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「旅行先での食事に関する調査(2023年)」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第18期生 阿部 瞳
現在、足球现场直播,大发体育在线による規制が緩和されたことにより、旅行需要が回復傾向にあります。旅行先の楽しみの一つとしてあげられるのが食事であり、その土地ならではの食文化を体験することができます。そこで今回、旅行先の食事に対する意識についての調査結果を紹介します。
今回、私が紹介する調査は、マーケティング?リサーチ会社の株式会社クロス?マーケティングが実施、結果を公開されている「旅行先での食事に関する調査(2023 年)」(出典は下記の参考文献を参照)です。本調査は 2023 年 4 月 7 日(金)-10 日(月)にかけて全国 47 都道府県の 20 歳 -69 歳の男女 1,100 人を対象としたインターネットリサーチ調査です。今回は以下の参考文献のサイトで掲載されている数値の書かれている調査結果のグラフを中心に紹介いたします。
まず、旅行の宿泊先での食事については「朝食?夕食どちらもあり」が全体では 52.4% と半数を越え、次いで「朝食のみあり」が 33.0%、「素泊まり」が 25.1% という結果でした。年代別でみると、60 代の「朝食?夕食あり」が 66.8% と全体より 14.4 ポイント高く、20 代では「素泊まり」が 43.6% と全体よりも 18.5 ポイント高い結果でした。ここから、年齢が上がるにつれ食事付きプランを選ぶ傾向にあることが分かりました。
次に、旅行の楽しみを 100% としたときに「食事」の占める割合を伺った調査では、「50 % 台」から「100%」と回答した人は全体の 71.2% を占めており、多くの人が旅行先での食事を楽しみにしていることが分かりました。
さらに、食事をする場所の選び方についての調査では、「Web で検索する」が 49.7% と最も高く、年代別に見ると、20 代では「SNS(Instagram、Twitter など)で調べる」が 39.5% と全体よりも 20 ポイントほど高い結果でした。ここから、約半数の人はどこで食事するかを Web で調べており、特に 20 代は Instagram や Twitter などの情報を参考に食事場所を選んでいることが分かりました。
最後に、ご当地料理の喫食意向の調査では、「価格が少し高くても食べる」「必ず食べる」「伝統的な郷土食なら食べる」という意見が上位を占めていました。
本調査から、多くの人にとって食事は旅行先の楽しみの一つであり、Web や SNS を利用してグルメ情報を集めていることが分かりました。旅行者が地元料理を楽しむことはその地域の食文化の維持や、地元産品の需要拡大につながります。現在、足球现场直播,大发体育在线による規制が緩和されてきているため、今後さらに旅行者数が増加し、地産地消が促進されると考えられます。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社クロス?マーケティング
「旅行先での食事に関する調査(2023年)」
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20230412travel/
(最終確認日:2023/06/18)