高橋ゼミ 日本語学校訪問
異文化探求?多文化共生をテーマとする高橋ゼミでは、6月9日(金)に江東区にある日本語学校、カナン国際教育学院を訪問し、留学生の皆さんとの交流会を行いました。
交流会の冒頭、ゼミ生の自己紹介と実践女子大学についての発表を行いました。発表の中で行った、「スクランブル交差点の1回の青信号で、平均何人の人が行き交うでしょうか?(答え:約1000人)」という渋谷にまつわるクイズもとても盛り上がりました。
発表後に行われた質疑応答では、留学生から、大学の授業や課題について、私たちの将来の夢、共学と女子大学の違いなど、たくさんの質問をいただきました。
次に、日本人1名に留学生1~2名のグループに分かれてフリー?トークをしました。
私は、ベトナム人、中国人の方と同じグループでした。実際に留学生の方とコミュニケーションを通して感じたこと、学んだことが2つあります。
1つ目は、発音が難しい言葉があることです。私たちにとって、英語の発音で「L」と「R」が難しいように、日本語の「つ」という音の発音が難しいということをベトナム人の方からうかがいました。2つ目は、留学生の方に伝わる言葉選びをすることの難しさです。留学生の方が理解しやすいように、一文を短くする、難しい言葉は簡単な言葉に変換するといった「やさしい日本語」を意識してはいましたが、誤った伝わり方をしてしまったり、途中で何度か言い換えたりした場面がありました。12月にカンボジアでの文化交流を行う予定なので、今回よりも話し相手に寄り添った言葉選びや話し方ができるように準備をしようと思います。(藤本)
私は中国からの留学生2名とフリー?トークをしました。
以前、中国では音声メッセージを送り合うことが多いと聞いたことがあったため、それは本当かと尋ねたところ、そのとおりとのこと。若い人にその傾向があるのかと思えば逆で、どちらかといえば若者は文字を打ってチャットをし、年配の方々が音声メッセージをよく使うのだそうです。また中国では日本語のような敬語が無く、その影響もあり日本と中国では人と人との距離感に違いを感じるとも話していました。
そして、会話の中で特に驚いたのは、中国人は国内旅行をした際のお土産をネットで買うというお話でした。中国ではネットの買い物サイトの品揃えが非常に良いという点と、現地で購入するよりも圧倒的に値段が安いことが理由だそうです。日本では旅行先で買うことこそがお土産の醍醐味と考えますので、このような違いも面白いと思いました。(赤木)
私のフリー?トークのメンバーはスリランカ人と中国人の留学生でした。3ヵ国それぞれの食の違いについての話題で盛り上がりました。例えば、日本のカレーライスは通常一種類のルーをかけて食べますが、スリランカでは、何種類ものルーがあり、味も辛いものや甘いものがあることを知りました。また、日本で馴染みのある食材の名前も出てきました。例えば、豆乳です。中国では朝食に特に加工していない豆乳にそのまま揚げパンをつけて食べるらしいです。日本には加工したものが多いイメージだったので違うなと思いました。また、日本にしかないと思っていたカツオ節が、スリランカではカレーに入れる食材のひとつだと聞き、驚きました。他国では異なる調理法で食べられていることを知り、とても興味深かったです。
会話の最中、苦戦した部分もありましたが、写真を見せたり簡単な言葉に言い換えたりすることで伝わったので、嬉しく思いました。今回の交流会は、異文化理解を学ぶ私たちにとって、大変貴重な機会であったと感じています。留学生の方々からも、「時間が足りなかった」「もっと話したかった」などという感想をいただきました。また機会があれば是非お話ししたいです。(足立)