竹内ゼミ 「「ブラックフライデー」の認知は約 9 割。どんな商品を買いたい?」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「「ブラックフライデー」の認知は約 9 割。どんな商品を買いたい?」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 17 期生 細田朝未
私は、様々な商品が割引されて安く購入できるチャンスとして、毎年 11 月末に店舗や EC サイトで行われているブラックフライデーに注目しました。ブラックフライデーの認知度やどんな人が買い物をしているのかに関心を持ったため、今回 LINE リサーチが実施した『「ブラックフライデー」の認知は約 9 割。どんな商品を買いたい?』(出典は下記の参考文献を参照)について紹介します。
この調査は、LINE リサーチが全国 15 歳から 69 歳の男女で、LINE ユーザーを対象にしたスマートフォン Web 調査で実施されました。調査期間は 2022 年 11 月 16 日から 17 日で、有効回収数は1,054 サンプルとなりました。今回は掲載されている調査結果のうち、特に気になりました結果を紹介します。
この調査の結果、ブラックフライデーの利用有無を問わず「知っていて、利用したことがある」と「知っているが利用したことがない」を合わせた認知率は、全体で約 9 割でした。その中でも「知っていて、利用したことがある」という利用経験率は約 3 割であることがわかりました。男女別にみると、男性よりも女性のほうが利用経験率が高くなりました。年代別では 30 代~40 代の割合が他の年代に比べて高く、3 割以上の人が利用したことがあると回答しました。
続いて、今年のブラックフライデーについて聞いたところ、全体では「買い物をする予定/すでに買い物をした」が約 1 割、「機会があれば買い物したい」が 5 割超となり、これらを合わた 6 割超の人がブラックフライデーで買い物をした、してみたいと思っていることがわかります。さらに、認知率や利用経験率と同様に利用意向も女性のほうが高いことがわかりました。
また、買い物をした/したいと思っている人に何を買いたい/買ったのかを聞いたところ、「買い物をする予定/すでに買い物をした」人は、家電や日用品、衣類、クリスマスプレゼントといった意見が多くみられました。「機会があれば買い物をしたい」人では、日用品や食品、安くなる商品があれば、といった回答が多くみられました。
本調査から、ブラックフライデーで買い物をしているのは 30~40 代や女性が多いこと、今年もブラックフライデーで買い物をしたい意向がみられていることがわかりました。また、日用品などもセールの対象として購入されていることは想定外でした。円安の影響で相次ぐ値上げの状況において、このようにブラックフライデーセールを上手く活用して節約することはメリットが大きいのではないかと感じます。
参考文献:
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
LINE リサーチ
「ブラックフライデー」の認知は約9割。どんな商品を買いたい?
https://research-platform.line.me/archives/41356903.html
(最終確認日:2022/12/7)。