竹内ゼミ 「サブスクリプションに関する調査(2021 年)」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「サブスクリプションに関する調査(2021 年)」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 17 期生 齊藤佳乃
私は卒論でミュージックにおいても、レコードや CD などの円盤とサブスクリプション(以下、サブスク)で購入者がどう違うのか、サブスク解禁されていないがされたら聞きたい曲はどれほどあるのか、などについて書きたいと考えています。そんな中、サブスクにはどんな種類のものがあり、何が人気なのか、など、サブスクについて知っておきたいと思い、今回の調査を選びました。
今回の調査はマーケティング?リサーチ会社のクロス?マーケティングが 2021 年に実施されたサブスクに関する調査です。この調査は全国の 20 歳から 69 歳の男女を対象に実施され、サブスク利用実態や利用金額、今後利用したいサブスクについて聴取されています。今回は掲載されている調査結果のうち、特に気になりました結果を紹介します。
契約しているサブスクサービスについては、ショッピングが 28% で一番多く、次に動画配信サービス、音楽、ゲーム、食料?飲食が続いていました。20 代の契約状況を見ると、動画配信サービスや音楽、ゲームを契約している人が全体と比べてみても、比較的多いことが分かりました。また、利用したいサブスクでは男女ともに「ホテル泊まり放題」や「コーヒー飲み放題」が多くあげられています。そして、あったらいいと思うサブスクの質問(一部抜粋)では「電車乗り放題」や「タクシー乗り放題」などがあげられていました。
これらのことから、自宅で過ごす時間よりも外出する人が多い、もしくは外出の際にサブスクを利用したいと考えていると推測します。また、動画配信サービスを契約している人が多いのは、オフライン再生が可能になり場所を問わず再生できるため多くの世代が利用していることが推測できました。
サブスクは場所を問わず利用できるため、手軽さはありますがサブスクならではのデメリットもあります。例えば固定費のため使用していなくても料金が発生することやオフライン再生の場合、ダウンロードをするためスマートフォンのストレージの容量を消費することです。より快適に使用するためにもメリット、デメリットを理解する必要があると考えました。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社クロス?マーケティング
「サブスクリプションに関する調査(2021年)」
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20210331subscription/
(最終確認日:2022/04/20)。