竹内ゼミ 「音楽に関する調査」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「音楽に関する調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 17 期生 八巻陽菜
足球现场直播,大发体育在线の影響により、たくさんの人が集まることが難しくなりオンラインライブが普及しました。また、おウチ時間が増えたことで、音楽に対する接し方に変化があったのではないかと考えました。そこで今回、私は楽天インサイト株式会社が行った「音楽に関する調査」を紹介します。本調査は、2021 年 4 月 9 日(金)から 4 月 11 日(日)の 3 日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約 220 万人)の中から、全国の 20~69 歳の男女 1,000 人を対象にインターネットで行い、足球现场直播,大发体育在线の感染拡大による音楽の聴取環境に関する変化の実態を調査しました。ここでは調査の一部を紹介します。
まず、普段音楽を聴く頻度を聞いたところ、37.7% が「ほぼ毎日」と回答し、「まったく聴かない」と答えた人は 7.1% と回答し、多くの人が音楽を聴いていると分かりました。その中でも 20 代は音楽を聴く人が特に多く、61.5% がほぼ毎日音楽を聴いていることが分かりました。音楽を聴く時間について、1日あたりの平均時間は平日が 51 分、休日が 54 分で、20 代は聴取時間が他年代より長い傾向にあり、1 日あたりの平均時間は平日が 68 分、休日が 78 分となりました。
次に、普段音楽を聴く人に、第 1 回目の緊急事態宣言が発出された 2020 年 4 月よりも前と比較した音楽の聴取時間の変化を聞いたところ、平日で「増えた」と回答した人は 19.2%、休日で 14.2% となった。「減った」と回答した人は平日が 6.4%、休日で 6.7% でした。自宅で作業をする時間が増えたことで音楽を聴く時間も増えたと考えられます。
また、普段音楽を聴く人に、オンラインライブの利用経験を聞いたところ、「ある」と答えた人は 19.7% でした。オンラインライブの利用経験者に、今後、コロナ前のような会場でのライブ行われるようになった場合のオンラインライブの利用意向を聞いたところ、「今後も積極的に利用したい」(23.0%)、「会場開催と使い分けて利用したい」(18.5%)、「なるべく会場に行きたいが条件によっては利用したい」(35.6%)の 合計で 77.2% が利用意向を示しました。コロナ前の状態に戻ってもオンラインライブ自体は無くならないと考えられます。
本調査から、若い人の方が音楽に触れている時間が長いものの、全ての世代で音楽が必要とされていることが分かりました。また、コロナ禍によって音楽の聴き方が変わってきていて、オンラインライブには、どこからでも見ることが出来るなどメリットも多いため、今後は、会場とオンラインを使い分けていく必要があると感じました。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
楽天インサイト株式会社(2021)音楽に関する調査、
https://insight.rakuten.co.jp/report/20210518/
(最終確認日:2022/04/25)。