2018年9月(その1)
現代生活学科「フィールドリサーチa(環境?エネルギー)」紹介(その6)
「もっと地熱発電を」
現代生活学科の1年生後期設置の「フィールドリサーチa(環境?エネルギー)」(菅野 元行 准教授担当)の続編を再開します。
引き続き、2017年度履修生の内容の一部を紹介します。
加藤さんは「プロジェクト演習a(環境?エネルギー)」で「地熱発電」について調査?検討を行いました。
今回も一つの資料の内容を単になぞるような調査ではなく、
加藤さんも複数の資料から比較検討を行っています。
主要な再生可能エネルギーは5種で、太陽光、風力、中小水力、バイオマス、そして地熱となります。
(その他にも再エネの種類はあります)
とはいっても、以前から地熱発電は行われてきました。
しかしながら、2000年以降は大規模な地熱発電所は新設されていません。
一方、東日本大震災に伴う原発事故により、各種再エネの促進が進んでいる現在、地熱発電はどうなっているのでしょうか。
まず、加藤さんが調査したところ、日本を含む環太平洋造山帯では地熱資源が豊富であることが分かりました。
さらに加藤さんの調査によれば、日本は世界で第三位の地熱資源保有量であることが分かりました。
また、地熱発電の特徴についても上記画面のようにまとめています。
日本の電気の8割以上は、地球温暖化の原因となるCO2を排出する火力発電から成っています。
原子力発電でも放射性廃棄物の問題を避けて通れません。
現代生活学科の環境?エネルギー領域で、今後の日本の電力をどうすれば良いのか考えていきませんか?