2018年8月(その1)
現代生活学科「ビジネス特論a(環境ビジネス)」紹介(その2)
環境系シンクタンクの女性研究員による特別講義 Part 2
現代生活学科では入学してすぐの1年生前期から学科の専門科目を学ぶことができます。
また、1年生から3年生にかけて、環境?エネルギー、コミュニティ、メディアの各領域の専門科目が数多く設置されています。
環境?エネルギー領域の専任教員である菅野准教授の担当科目の中で、2?3年生用前期科目には「環境の化学と工学」、「ビジネス特論a(環境ビジネス)」があります。
(いずれも2019年度からの科目名称であり、現在の名称は「環境工学」、「生活ビジネスa(グリーンビジネス)」です)
その2?3年生用前期科目の「ビジネス特論a(環境ビジネス)」において、
株式会社富士通総研 経済研究所 上級研究員の渡邉優子先生に
「再生可能エネルギーによる地域活性化 木質バイオマスエネルギーの有効利用」という題目でご講演いただきました。
渡邉先生のご講演の後には、履修学生からのグループ討論の時間も設けられ、的を得た意見や質問が寄せられました。
それらの意見や質問に対して、渡邉先生には親身になって教えていただいたことが印象的でした。
ご講演の終了後には履修学生に感想や意見を書いてもらいました。
その一部をご紹介します。
【履修学生の感想、意見】
★日本は再生可能エネルギーのポテンシャルが高いということなので、もっと日本は再エネへの知識を高めれば、多くの場所で再エネが利用されるようになると思うし、地球により良い環境へ少しでも近づくことができると思いました。
★1年のフィールドリサーチでバイオマスについて調べていたので、渡邉先生のお話の内容が分かりやすく頭に入ってきました。パーム油についてもさらに調べようと思いました。
★再エネも一つの方法だけに頼るのではなく、地域が主体となって時間をかけてでも事業を一つ一つ行い積み重ねていくことが、その地域の活性化と未来につながるのだと思いました。
【履修学生の感想、意見】
★私の地元には原発があります。福島第一原発の事故により恐怖を感じるようになりました。原発に取って代わるように再エネの促進に期待したいです。
★自然や環境に配慮された商品や企業の活動を知るとイメージが良くなるし、買うきっかけに結びつくと思うからとても重要なものであると感じました。
★一つの再エネに頼ると撤退後の空洞化リスクが大きいため、地域資源を大切にした地場産業として再エネを促進していくことが未来につながっていくことが理解できました。
★バイオマスは木を無駄にする部分をなくしていくことができて、とても有効な利用方法のため、もっと木質バイオマスの利用が広まることを期待しています。
渡邉先生のご講演の詳細については、ぜひご入学されて聴講して下さい!
女子大学では珍しい「エネルギー」からの学びで、現代生活学科で女性や未来のための環境?エネルギーについて一緒に考えていきましょう!
意欲ある学生さんのご入学をお待ちしております!