現代社会を読み解くb(生活と産業)で日野市職員の方をお招きした授業を実施しました
2024年5月22日の「現代社会を読み解くb(生活と産業)」の授業で、日野市環境政策課の方をお招きし、日野市の環境配慮社会づくりに関する施策についてのお話を伺いました。
今回の授業の内容
現代生活学科は、日野市との連携により、身近な暮らしに関わるリアルな行政課題と連動した学修をすることができます。5月22日の「現代社会を読み解くb(生活と産業)」(1年?選択必修科目)の授業では、日野市環境政策課の中平様、高橋様にお越しいただき、日野市の環境配慮社会づくりに関する施策についてのお話を伺いました。日野市は、「SDGs未来都市」に選定されており(2019年。東京都内で初)、環境意識が高く、2022年には「日野市気候非常事態宣言」を発出し、2023年には「日野市気候市民会議」を開催しています。「気候市民会議」は、フランス?イギリスなどで発祥し、無作為抽出による市民により、科学的知見をもとに気候変動対策についての話し合いが行われる会議です。日野市気候市民会議では、本学科学生を含む市民40名での会議が行われ、390個にのぼる政策提言が行われました。2024年度は、気候市民会議の成果を、若い世代に共有?浸透、そして意識変革の行動に移していく「YOUTH会議」の取り組みをされるとのことです。授業では、本施策に中枢で関わっているご担当者から、本会議に関するお話しを伺い、環境問題が、遠いどこかの話ではなく、自分たちの暮らしや将来の社会づくりといかに結びつくかについての問題意識を培う機会となりました。
学生の声
- 今回市役所の方々に来ていただいて、今まではイメージすることができなかった市役所での仕事を知ることが出来ました。地域の課題を解決する中で身近な環境問題に取り組みながら、同時にグローバルな環境問題にもアプローチしていくという形が、市役所ならではの環境への取り組みだと感じました。またゴミ問題などの解決など地域全体を巻きこんだ形での活動が、日野市としての環境意識へつながっていて、環境問題に対する市役所の役割の大きさを感じました。
- SDGsについては知っていたが、実際にどんな環境問題があるのかを知ってさらに環境に関心を持ちました。日野市も様々な環境対策をとっていることを知って、地域の特性を生かした環境への取り組み方があることに驚きました。生活で少しでも環境に貢献できることがあったら小さなことも関わっていきたいです。そして市役所の持つ役割を聞いて、市役所の働きに関心を持ちました。今まで市役所という選択肢が自分の中にはありませんでした。しかし今日話を聞いて地域の方々と密接にかかわって取り組んでいく姿勢にとても興味を持ったのでこれからは視野を広げて自分の道を考えていきたいです。
- YOUTH会議のような環境問題に対する市の取り組みを知らず、驚きました。市民の方々が真剣に環境問題について意見を出し合っている写真を見て、幅広い年齢層の方が交流できる場は少ないと思うので素敵だと感じました。
- 気候変動については中学生から学んできた当たり前の題材であったがグラフや表を使ってわかりやすく尚且つ面白く説明してくださり自分もこの題材について話し合いたいと強く感じました。質問にも丁寧に答えてくださりとても興味が湧きました。気候YOUTH会議もぜひ参加してみたいと思いました。