ビジネスプランニングの授業で、株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社ディー?エヌ?エーの社員の皆様に対し、企画提案発表を行いました
現代生活学科1年生の必修授業「ビジネスプランニング」では、株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社ディー?エヌ?エーとのPBL(Project Based Learning)を行ってきました。2024年1月10日(水)の授業では、これまでの検討結果を基に、両社の社員の皆様に対して、企画提案発表を行いました。
ビジネスプランニング授業紹介
ビジネスプランニングの授業は、現代生活学科の1年生の必修授業です。同授業は実際の企業が抱える問題や課題をケーススタディとして、その解決策を検討し、ビジネスモデルを構築、提案するという内容の授業です。実際の現場においては、個人で仕事をするだけでなく、グループで仕事をすることも多いため、授業では、最初にグループワークの基礎を学びます。その後、経営学の観点からビジネスプランニングの方法を学んでいきます。そして、授業後半では、これまでの学修成果を活かし、実際の企業が抱える問題や課題の解決に取り組むという内容です。今年度は、株式会社クロス?マーケティンググループと株式会社ディー?エヌ?エーのご協力により、「女子大生のPocochaの利用を増やすための施策の提案」という課題に取り組みました。
当日の発表内容
当日は教室と株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社ディー?エヌ?エーの皆様をオンラインで繋ぎ、12グループの学生たちが企画した内容の提案発表を行いました。学生たちは「シニアと女子大生 異色のエンカウンター」といったテーマで、シニア世代のライバー(配信者)と一緒に食事や雑談ができるコミュニティ形成に関する提案。「女子視聴者を離さない!ために」と題し、イメージの改善?機能性の向上といった「女子大生視聴者を離さない機能」に関するシステム改善の提案等、各グループの学生たちが自ら調査し、その結果を踏まえて考えた、様々な提案を行いました。ご参加頂いた企業の皆様には、非常に興味を持って頂け、各発表毎に様々な質問が寄せられました。
学びの成果
ビジネスプランニングの授業は1年生の必修授業です。そのため、多くの学生にとっては、実際に社会で活躍する企業の皆様を前に、自分たちの考えた内容をプレゼンし、その内容について質疑応答を受けるのは、初めての挑戦となりました。授業ではグループワークを進める方法や様々な分析手法を学修してきました。その成果を活かして、実際の企業が抱える課題に対し、学生ならではの視点や感性も取り入れながら、企画立案した内容を企業の皆様にプレゼンする。そして、そのフィードバックを受けるという一連の経験自体が大きな学修成果になったことと思います。この度は、このような貴重な機会を頂きました、株式会社クロス?マーケティンググループ、株式会社ディー?エヌ?エーの皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
授業に参加した学生からのコメント(一部抜粋)
- 企業からの課題に取り組むのは初めてだったのでアイディア出しに苦労したが、社会人の方に評価を受けるという貴重な体験が出来て良かった。評価を受け、与件整理とアイディアの関連性に気をつけ、より一貫性ある発表を心掛けたいと思った。また、反省点として女子大生という立場からの実体験も説明をすることで説得力のある資料になったのではないかと思った。企業の強みや意図を汲み取りながら消費者の目線も意識した課題解決が出来るよう学習していきたい。
- 企業から提示された課題を読み解き、分析して、提案をするという体験が初めてで、とても大変でした。しかし、とても貴重な機会で、客観的に考えたり、企画として成り立つかなどを考えているうちに自分の成長を感じることができました。また、同じ課題に取り組んだ他のグループは、自分たちとは全く違う提案をしていて、同じ問題に対する解決策も見方や考え方により、多種多様になるんだとわかりました。企業の方のお話の中で、とてもためになる話が多く、多くのことを吸収することができました。この授業を通して2度前に出て発表する機会があったため、発表することへの苦手意識も減らすことができました。
- 今回、初めて企業から提示された課題に挑戦し、解決策を考えるという体験をしました。この体験を通して、提示された課題の内容をしっかりと噛み砕くことが重要だなと感じました。きちんと提示された課題の内容を理解できていなければ、解決策も的を得ることのできていない回答になってしまいます。提示された課題に合っていない回答をするというのは、社会において以ての外だと私は思っています。そのため、提示された課題をしっかりと噛み砕き、考えることは非常に重要だと感じました。また、グループで話し合った内容を、分かりやすくまとめるのが難しかったです。まとめる際にも、具体的な根拠を元に説得力のある内容を考えるのが大変でした。今回の授業を通して、新たな学びが沢山あったので、今後課題について何か提案をする際には、今回の学びを活かしていきたいです。
- 実際に企業でマーケティングを取り組んでいる社会人の人に自分たちの案を発表してみて、アドバイスや質問を沢山いただけてとても良い経験になりました。アドバイスから、相手に伝えるときどの情報を詳しく伝えれば分かりやすいかを学ぶことができました。今回の方々は、質問やアドバイスをするときに着目しないような細かいところまで焦点を当てていて、企業のすごさを改めて実感しました。発表できて企業の方々と交流を持つことができて楽しかったです。
- 全体の総括として、見つけた課題点とアイディア案がどう繋がるのか、分かりやすく伝えた方がよいというフィードバックをいただき、勉強になりました。フィードバックの内容が、自分では気づけなかった発表の仕方の課題点を指摘していただき、貴重な機会でした。今後は、いただいたアドバイスを活かしてよいプレゼンができるようにしたいです。