須賀ゼミ生が「ほっとプレイスうちたす」で地域の皆さんと交流!「うちたす」の活用を検討(2/15)
須賀ゼミ(地域?生活文化研究室)では、市民の手でリノベーションされ、リニューアルオープンされるみんなの居場所「ほっとプレイスうちたす(多摩平中央公園地区センター)」で地域の皆さんと交流し、今後のうちたすの活用を考えました。多く出たうちたす活用のアイデアは、実現化に向けてすぐに検討を始め、この春から実施を予定しています。
オンラインまちあるき
2023年2月15日、日野市多摩平にある「うちたす」という地区センターを中心に11時から1時間ほど、「オンラインまちあるき」を開催しました。当ゼミからは3年生から10名ほど、4年生から2名が参加しました。また、市民の方にもご参加いただきました。
今回のまちあるき内容は、「多摩平の森」という団地とその周辺地域の歴史や暮らしの様子について話を聞きながら、「うちたす」と日野市立カワセミハウスの2拠点で配信を行い、より多くの人にまちあるきを楽しんでもらえる内容にしました。また、まちあるき後には、振り返りと「うちたす」の今後の活用方法についてのディスカッション、地域を表すキャッチコピーを参加者全員で考えました。
日々変化する地域での暮らしと昔から地域の宝として守られ続けている自然が共存していることに気づき、「多様な魅力に触れるまち」というキャッチコピーが生まれました。また、まちあるきで「うちたす」を活用したことで5つの活用アイデアが生まれました。中でも、高齢者向けのまちあるき配信の案では、オンラインまちあるきが活かせるのではないかと考えています。「誰でも見ることができる」という配信のメリットを活用することで、地域活動に参加する機会が少ない高齢者の方や施設を利用している方、外出や歩くことが難しい方などにも気軽に「まちあるき」を楽しめる仕組みになると思います。さらに、配信を見ながら「昔はこんなお店があったよね」「桜の時期が綺麗だよね」「この道をよく通った」などの地域での思い出話の話題につながる可能性があり、このような会話が「うちたす」を利用する子どもたちや地域の皆さんの地域愛着を生むきっかけとなるのではないかと考えています。
今回のまちあるきを通じて、私たちは「うちたす」の可能性を感じました。今後は今よりも更に利用してくれる人が増加?多様化するきっかけを考え、実践していきたいです。
須賀ゼミオリジナル?カルタ
また、同日午後には、「うちたす」に遊びにきた学校帰りのたくさんの子どもたちと一緒に、2時間ほど、ゼミのオリジナル?カルタを用いた交流を行いました。
私たちのカルタは、多世代の交流を創り出すカルタです。今回使用したのは、家庭科の教科書を題材にくらしの基本を楽しく学べる「くらしいろはカルタ」と、子どもの世界を身近なもので見立てて作成した「見立てカルタ」 の2種類です。それぞれのグループに分かれて、カルタ取り対決を行い、 大変な盛り上がりを見せました。
広げたカルタを囲むように円になることで、会話を参加者全体で共有できるようになり、カルタ取りもおしゃべりもみんなで楽しむことができ、カルタの良さや可能性を再認識しました。
このように、多世代交流カルタを用いて楽しく遊ぶことで、小さな子どもからご年配の方まで、地域のみんなで交流を深めながら温かな関係を築いていけるのではないかと考えています。同時に、「うちたす」での活動が、地域の人々や私たち学生にとって一つの大切な居場所となることを期待しています。