ラーメンを手作りしてみませんか?
食生活科学科教員K.M
みなさんラーメンを手作りしたことはありますか?
日本人はラーメンが大好きですが、食べる機会はもっぱらラーメン屋さんか、購入したインスタントラーメンがほとんどだと思います。
食品加工学実習では、麺を粉から、スープを出汁から作る、本格的な手作りラーメンを製造しています。
そもそも食品加工とは、保存性、安全性、利便性、嗜好性などの向上を目的に、食品を物理的、化学的、生物学的に加工して、目的とする食品をつくることです。
ラーメンで例えると、小麦を粉にして(保存性)、殺菌して(安全性)、麺にします(利便性、嗜好性)。これらの工程で保存性や利便性は複合的に向上しますが、小麦を収穫してそのまま食べるより、ラーメンに加工して食べたほうがより嗜好性が高まるのは想像の通りです。
実習では、小麦粉が科学的作用で麺に変化していく過程を体験してもらうことを大きな目的としています。そのため、本来スープは市販品など単純なものでも良いのですが、せっかくなのでスープも作っちゃおう!というお楽しみ要素も取り入れながら実習を進めています。
それでは実習の様子を少し覗いてみましょう。
まずは本来の目的である製麺作業から。同時にスープの出汁も取っていきます。
出汁スープ、醤油ダレ、香味油、チャーシュー、味付き卵???すべて手作りします。
最終的に自分たちが粉から作った麺を茹で、出汁から取ったスープを調製し、100%手作りラーメンの出来上がりです!
学生たちからは、
「ゼロからラーメンを作れるとは思わなかった」
「手作りで愛着もあるのか、お店の味を超えてる気がする」
などの声が聞かれました。
実践女子大学食生活科学科への入学を検討されている皆さん、一緒にラーメン作りはいかがですか?