卒業論文の取組み 調理学第3研究室
食生活科学科教員Y.N
調理学第3研究室の学生の取り組みを紹介します。
卒業論文の研究室の配属決定は3年次に行います。
当時から卵料理が好き、美味しさに関する研究をしたい、と話をしていた食物科学専攻の2人。
鶏卵の供給が安定せず価格が高騰したことを受けて保存性に優れている乾燥卵白に着目し、
乾燥卵白と新鮮卵白の比較をするためにシフォンケーキを調製しよう!と決定しました。
実験内容は、シフォンケーキの体積、気泡数、色、物性や官能評価など食品のおいしさを評価する上で必要と考えられるあらゆる測定を行いました。
計画的に進めていましたが、調製手順を決めるのには苦労した様子??
実験では、毎回同じように仕上げることが最重要です。
生地に空洞ができてしまったり、底上げしたりと失敗が続きスランプ期もありましたが、温度管理や時間管理を徹底した末、最終的には再現性よい調製法を決めることができました。
卒業後は、パン製造のメーカーで働くことが決まっています。
元々、食に関わる仕事に就きたかった、とフードスペシャリストの資格試験も合格し、就活も目標をもって進めていたようです。
社会に出ても自分らしく活躍してくれることを期待しています。