ゼミ紹介 調理学第一研究室
食生活科学科教員C.K
毎日暑い日が続きますね。
コロナの感染も拡大して、なかなか収束せず心配な夏ですが、学生は元気です。
今回は、毎年産学連携の共同研究として行っている卒業研究の一端を紹介します。
研究室では長年、調理と水の関係について研究をしていますが、一口に水といってもいろいろな水があります。
湧き水や井戸水、水道水、ペットボトルの水、電解水、炭酸水などがあります。
さらに水はカルシウムやマグネシウムなどの含まれている量により軟水や硬水、海藻深層水など数えたらきりがありません。
近年は、(株)サントリー食品インターナショナルが開発したアルカリイオン水の効果を共同研究しています。
今年度は2つのテーマについて、ゼミ生が研究を進めています。
昨年度、アルカリイオン水を用いて出汁を作成し、その有効性の評価を行ったところ、美味しくなることが明らかとなりました。そこで他の食品について美味しくなるかの効果を評価しています。
1)種々の減塩食品が増えていますが、美味しくないという人が多くいます。そこで減塩食品にアルカリイオン水を加えて美味しくなるかについて。
2)炭酸水にアルカリイオン水を加えることで、炭酸水が美味しくなるか、炭酸水のおいしさが変わるかなどについて。
現在、これらテーマについて2名ずつで実験を進めていますが、時々サントリー食品インターナショナル株式会社の方と結果についてのディスカッションや方向性について話し合いながら進めていますので、その風景などを写真でご紹介します。
パワーポイントを用いて、研究の内容を話し合い、結果や方向性を話し合っています。
実験を行っているところです。
集合写真です。
企業を見学したり、楽しくミーテイングしたり、親切で丁寧なご指導をいただき卒論生はとてもよろこんでいます。企業という外の社会に触れることでどのように仕事が進んでいくかを直接感じているようです。