スポーツと健康科学a
食生活科学科助手M.S
木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりました。
今回は食物科学専攻?健康栄養専攻2年生が受講することができる「スポーツと健康科学a」の授業をご紹介します。
この授業では、身体の構造と機能について運動と関連して学習していきます。
例えば、トレーニングと骨格筋や、運動時の酸素利用などの「運動生理学」
身体運動に関係する筋と骨などの「機能解剖とバイオメカニクス」
運動とタンパク質の代謝や、適切な減量計画などの「栄養摂取と運動」を学ぶことができます。
この授業では、まず自身の身体組成と骨密度、ヘモグロビン値を測定します。
自分の身体の状況を知ることで、より授業内容の理解を深めることが目的です。
今回は測定の様子を紹介します。
身体組成の測定の様子です。
体重?筋肉量?体脂肪量だけではなく体水分量や筋肉バランスなども測定することができます。
骨密度の測定の様子です。
踵骨に超音波を当てて、その通過する様子から骨の強さを調べます。
また、カルシウム自己チェック表で普段の生活でどのくらいカルシウムを摂取しているか確認します。
血中ヘモグロビン値の測定の様子です。
採血が不要な機器を使用しているため、短時間で安全に推定値がわかります。
学生は初めて知る自身の体組成や骨密度、ヘモグロビン値を興味深く見ていました。
自身の結果と基準値を比べて「もっとカルシウムを摂らないといけないな」「最近運動不足だったかな」と普段の生活を見直している様子でした。
骨密度が高く、嬉しそうに結果を見せてくれることもありました。
自分の身体について知る良い機会になりましたね!
この授業を通じて身体機能や運動について理解を深め、学んだ多くのことを今後の生活や学習に役立ててほしいと思います。
なお、この授業は「健康運動実践指導者」という資格を取得するための必修科目であり、
知識の習得だけでなく、資格の取得につながる科目の一つです。