常磐祭~食品栄養学研究室~
食生活科学科助手M.O
さわやかな秋空の下、11月13日(土)、14日(日)に第65回 常磐祭(日野キャンパス)が開催されました。
今年度の日野キャンパスのテーマは「 蝶 」です。
何度でも簡単に結びなおせる蝶結びから、「来場者の方々とのつながりを再び結ぼう」、コロナ禍で大変な状況ではございますが、「蝶のようにまた美しく自由に飛び回れる日が来ることを信じよう」という意味が込められています。
食生活科学科の研究室をはじめ、日野キャンパス?渋谷キャンパスを拠点とする学科?サークル等が模擬店の出店や展示を行い常磐祭に参加しました。
コロナ禍で開催方法が2週間前まで決まっておりませんでしたが、入場制限や検温、食事場所の指定など様々な感染対策を徹底的に行い、無事対面にて開催することができました。
食品栄養学研究室では、岐阜県のかさぎゆず組合の柚子を使用した「柚子ジュレドリンク」と岐阜県恵那市にある「松浦軒 カステーラ」を販売しました。
柚子ジュレドリンクは、柚子を仕入れ、ゼミ生が手作業で絞った果汁を使用し作成いたしました。
ジュレには岐阜県の特産品である「山岡細寒天」を使用し、ゼミ生が1杯1杯おいしくなるように心を込めながら丁寧に作成しました。
カステーラは、午前中で完売してしまうほどの人気でした。
松浦軒のカステーラは、現在のポルトガルやスぺインといったカステーラ元祖の国から伝承された、当時のものを忠実に再現している元祖カステーラなんです。
展示では学祖下田歌子先生の著書「料理手引草」の紹介及び、掲載されております料理をゼミ生が再現しました。
「料理手引草」は明治31年に発行され、食品の選択の仕方、献立を立てる際の心得、日本料理から西洋料理にいたるまでその調理方法が記されています。
記載されている内容の深さに、来場者の皆様は驚き、感心している様子が見られました。
また、食育活動の教材やゼミ生の卒業論文の途中経過の展示も行いました。
来年度も無事に開催できることを祈って、今後の学生生活でも感染対策には気を付けていきたいと思います。
来年度のご来場をお待ちしております?