給食マネジメント実習(管理栄養士専攻2年)
給食マネジメント実習(管理栄養士専攻2年)
食生活科学科助手H.H
今年もいよいよ残りわずかとなってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は管理栄養士専攻2年生の「給食マネジメント実習」をご紹介します。
この実習では、給食経営管理論を踏まえ、対象者に喜ばれる安全?安心な給食を提供する技術や知識を習得することを目的としています。
管理栄養士?調理員の役割を学習することで、多角的に給食マネジメントを理解することができます。さらに、実際の給食施設を想定した実習により、3年生以降の臨地実習への理解を深める目的も果たしています。
今年度はコロナ禍であり、実習方法を模索しながら進めてまいりました。
後期に販売する実習献立は、各クラス5班ずつ、計10班に分かれて考えていきます。Zoomを使用して献立会議を行い、和?洋?中?韓国?クリスマス等々…お客様に楽しんでいただけるよう各班様々な栄養教育テーマを打ち出し、班ごとの特色を出せるよう試行錯誤していました。
実際に試作を行い、少量調理と大量調理の違いに苦戦しながらも、ようやく献立が完成したときにはこの上ない達成感が得られたことと思います。軸となる販売献立が決定したあとは、いよいよ発注や当日の動き方の設定、栄養教育媒体の作成等に取りかかります。
後期になり、例年通りの食器での提供は難しいと判断し、急遽テイクアウト容器での提供を実施することになりました。盛付は食器提供、テイクアウト容器提供の2パターンで対応し、提供時には袋での受け渡しを行うという例年とは異なる対応が必要となりましたが、皆臨機応変に取り組んでくれました。
また、これまで利用者の方にお願いしていたアンケート調査(給食の味や量、実習生の態度等)への回答も、紙媒体からWeb調査へと変更し非接触で行えるようにしました。
この販売実習をご利用くださるお客様のたくさんの協力を得ながら、次回12/25(金)のクリスマスメニューでラストを迎えられる予定です。
給食実習終了後は調理を行ったメンバーで集まり、当日の反省会を行います。
担当した料理ごとに、反省点を発表しながら全員で当日の振り返りを行うことで次回の実習に活かすことが狙いです。1年を通して1人7回給食室に入るのですが、1回目と7回目では学生の知識?適応能力の差は歴然で、目に見えてわかるほど大きく成長していました。
前回の反省会で学んだことを次の実習でしっかりと活かし、我々教職員が驚くほどの成長を遂げてくれた本実習における経験は、まぎれもなく学生の財産となることでしょう。