給食実務学内実習(健康栄養専攻3年生)
給食実務学内実習(健康栄養専攻3年生)
食生活科学科助手A.T
長い梅雨も明け、本格的な夏がやってまいりました。
今回は健康栄養専攻3年生による「給食実務学内実習」をご紹介します。
この実習では、コンピューター給食ソフトを使用した栄養実務、大量調理施設衛生管理マニュアルに従った調理など栄養士として集団給食を提供するための必要な知識や技術を学んでいます。また、学生自らが作成した献立を100食分調理し、実際に学内で販売しています。
前期最後となった今回のメニューは、冷やし中華?餃子?牛乳寒天でした。
調理する際には厚生労働省が定める大量調理施設衛生管理マニュアルに則り、食材の下処理を行います。大量調理は家庭調理とは異なり、扱う食材もkg単位と大量になり、野菜?果物類と肉?卵?魚類が混在しないようにエリア分け、器具やエプロンなども色分けし、衛生管理を徹底して食中毒予防に努めています。
この日は下処理室で餃子を300個包みました。
実習を終えた学生に話を聞くと、
「コロナウイルスの影響で学校になかなか来られず準備が大変だが、実習が力になっているように感じる」
「大量調理施設衛生管理マニュアルなど2年生までで学んだことを実習で行うことで理解を深めることができている」
など、大量調理の大変さを体感しながらも実習を通して栄養士になるための知識を深めているようです。
後期も松茸ごはんやチーズタッカルビなど季節感、流行りを意識した献立を販売する予定です。前期で習得したことを活かして、利用者に喜ばれる満足度の高い食事やサービスを提供しながら、さらに勉強していきましょう。