2019年4月
4月4日(木)入学式
桜の見頃を迎えた4月4日(木)、本学の入学式が挙行されました。新一年生126名、編入生5名を英文学科へ、そして1名を英文学専攻修士課程へ、計132名の皆さんを新たにお迎えすることができ、学科スタッフ一同大変嬉しく思います。
式後には学科での顔合わせを行いました。学科主任の佐々木真理よりお祝いの言葉を述べ、新入生に向けて20世紀後半に活躍したカナダのピアニスト、グレン?グールドの言葉を紹介しました。
“The purpose of art is the gradual,
lifelong construction of a state of wonder and serenity.”
「芸術が目指すところは、生涯かけて、驚き不思議に思う心と、
同時に、曇りのない、澄み切った、落ち着いた心を築き上げることだ。」
主任は、芸術について述べたこのグールドの言葉には、学ぶこと、あるいは生きていくということに対しても当てはまることがあると話し、ポイントとなる3点について続けて述べました。
1. wonder:驚き不思議に思う好奇心を持つこと。
2. serenity:何が起ころうとも沈着?冷静な態度を保つということ。
3. これらの心や態度を保とうと生涯たゆまず努力し続けるということ。
多くのチャンスと可能性を秘めている新入生の皆さんが今抱いている希望や計画を叶えていくための過程では、思うようにならず落ち込むこともあるかもしれませんが、そんな時こそこの言葉を思い出して再び奮起してほしいと思います。
新入生の皆さんにとって始まったばかりの大学生活。大学時代は自由な時間も多く、その使い方は人それぞれです。勉学はもちろん、皆さんが限りある時間の中で様々なことに挑戦し、充実した大学生活を謳歌されることを願っております。
記?青野 文香(英文学科 助手)