図書館員の横顔
2023年12月以降、図書館には新しいスタッフが増えました。
今回は、その中から3名の方にメッセージをいただきました!
【日野】莊司 伸一 (しょうじ しんいち)
学生の皆さま、はじめまして。
2024年4月より図書館に着任しました、莊司(しょうじ)です。
現在、図書館の他、情報センターも兼務してますが、残念ながら、いずれにおいても、私が皆さんに直接対応できる機会があまりありません。
ですが、図書館は学生の皆さんにとって大変重要な教育支援の場であり、学生の皆さんが利用し易く、居心地の良い場所として、さらに進化できるようスタッフと協力して、運営面で努力したいと考えています。
図書館では、学生も、教員と同様に研究上必要な各種データベース?文献検索、充実したレファレンスサービスを利用いただけます。
在学中、特に、卒業論文制作を控えた上級生や、個別研究テーマを持つ大学院生は、ぜひ、フル活用してみてください。
また、教育?研究に限らず、図書館本来の利用方法として、自分に適した良書と出会い読書に没頭する時間をつくる、というのも大切です。
毎日スマホを通じて情報が次々とあふれくる現代社会ですが、自分のために、静かに落ち着いて思索する時間は、貴重な学生時代の過ごし方のひとつかと思います。
最近、「昭和の時代」を懐かしむ番組企画が多く、皆さんのように若い世代には、レトロであり、また、新しい発見がある、と聞きます。
最後に、図書館では独自の特殊コレクションを多数保有しています。
例えば「向田文庫」ですが、向田邦子さんは大変著名な作家であり、本学卒業生です。
皆さんのご父母以上の年代の方ならほとんどがご存じだと思います。
私も図書館着任をきっかけに、向田さんのエッセーを一冊、あらためて読み始めました。
人の心の機微を繊細に感じ取れる優れた感性は、ネット社会では猶更重要に感じます。
いろいろ、書いてみましたが、それぞれに図書館を活用してみてください。
【渋谷】隅藏 真理子(すみくら まりこ)
昨年12月から渋谷キャンパス図書館で働いている隅蔵と申します。
他大学図書館、専門図書館などの勤務を経た後、この度ご縁あって本学図書館で働くことになりました。
実践女子大学の図書館の蔵書は、どの分野においても、専門的な書籍だけでなく、初心者にも易しくて読みやすい入門書が充実していると感じました。
本学の学生さんには、ぜひ一回、書架の間をゆっくり歩いて本の背を眺める「ブラウジング」をして頂きたいです。様々な分野で“こんな本があったんだ!”と驚かれることと思います。
私自身は、勤務中に書架を眺める時間をとることが出来ないので、いつか休みの日に、渋谷キャンパス図書館に利用者として来館し、ゆっくりと本を眺め、手に取って読んでみたいと考えています。
学生さん方の知識の充実のためにお力になれるよう、努力してゆきたいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
【日野】奥山 美幸(おくやま みゆき)
4月から実践女子大学で働いている奥山美幸と申します。
縁がありまして半年間だけ日野キャンパスの図書館で勤務します。
今まで長い間公共図書館、専門図書館、大学図書館などで主に図書のデータ(書誌)を作り、本の置き場所(所蔵館/分類)を決める仕事をやってきました。
例えば「チョコレート」一つをとってみても
「チョコレートの歴史」(食文化)「チョコレートの作り方」(料理)「チョコレートの栄養」(医学)「チョコレートの製造」(工業)など、すべて本の分類が違うので置いてある場所も様々です。
さらに原料のカカオを加えれば「カカオの栽培」(農業)などにも広がっていきます。
こんな本を探している…
そんな時は、図書館の本を検索できるopacを利用してみてください。
いろいろ検索して、図書館の本を勉強に役立ててもらえればうれしいです。
ぜひたくさんの本を読んで自分の世界を広げてください。