高橋ゼミ 日本語学校で留学生と交流しました!
2024年6月7日、高橋ゼミ3年生は板橋区にある日本語学校「東京朝日アカデミー」にお邪魔し、留学生の皆さんとの交流会を実施しました。お出迎え下さった草野陽先生は、本学文学部?文学研究科ご出身で、ゼミ生にとっては大学の大先輩です!
最初に、ゼミ生がプレゼン?スライドを用いて実践女子大学渋谷キャンパスの簡単な紹介を行ったあと、グループに分かれて、フリー?トークをしました。最初は緊張気味の留学生の皆さん(出身国は中国、ミャンマー、スリランカ)も、好きな事についてのトークでは打ち解けて盛り上がりました。同時に、異なる複数の国籍の方々と話すことの難しさを感じる場面や、簡単に通じると思っていたことがなかなか通じない経験を通して、様々な学びがありました。
以下、ゼミ生の感想です。
◆留学生の話の中で、日本語での一人称の使い分けが分からないという声があり、はっとさせられました。言葉としては理解していても、母国語にない表現を完全に理解することは難しいことなのだろうなと感じました。(山鹿)
◆言葉がうまく通じずに詰まったとき、言葉を簡単な単語で言い換えてみるなどのちょっとした工夫が重要であるということを改めて感じました。(吉井)
◆2ヵ国からの留学生が同じグループにいました。同じ国籍の留学生同士は共通の話題があっても、もう一か国の人が話に加われないということがあり、みんなで話せるような調整が難しかったです。アニメや日本のドラマ、日本の女優のことなど、共通の知識がある分野については、分かり合えたと思います。(呉竹)
◆私がお話をした3人は全員日本のアニメを好きになったことがきっかけで留学をしたようだったので、改めて日本のアニメの影響力と世界での人気ぶりに驚きました。また、皆私たちよりも年下なのにも関わらず異国の地で勉強を頑張っていて本当に素晴らしいと思いました。(今)
◆自炊をしますか?と中国人に尋ねた時、中国の朝ごはんの定番のラーメン(?)を教えてもらったところ、スープや具材の名前などの説明が難しかったようで、イメージが浮かばず、理解できず、話が弾みませんでした。でも、その後、お話をした3人とも日本のアニメやゲームのカルチャーが好きなようで、話が盛り上がり、逆に、中国のボーカロイド洛天依(LUO TIANYI)やビリビリ動画などを教えてもらいました。(酒井)
◆日本語学習歴がそれほど長くないにも関わらず、3人とも問題なく日本人相手に日常のお喋りをすることが出来ていて、その努力がすごいと思いました。この短時間でも帰り際に再度声を掛けてもらえるほど距離が縮まったのは純粋に嬉しかったです。スリランカの文化について馴染みがなかったこともあり、全く予想できない答えが帰ってきたことが、とても新鮮で面白かったです。スリランカで日本の『おしん』が非常に有名なドラマだと初めて知りました。(横田)
◆同じグループになった3人とも日本のポップカルチャーと食に好印象を持っているようで、とても誇らしい気持ちになりました。そのうち1人は中国在住時に名探偵コナン(日本語の音声に中国語の字幕がついたもの)を見ていたらしく、日本のアニメの世界への影響力を改めて実感しました。最初はこちらから一方的に質問していましたが、ポップカルチャーと食という共通項を見つけた途端にグループで話が盛り上がり、だんだんこちらに興味を持って質問をしてもらえるようになりました。最終的にお互いの理解を十分深められる充実した時間になったと感じました。(佐々木)