竹内ゼミ 「訪日(旅行)外国人に関する国別比較調査【アメリカ?中国?韓国?ベトナム】」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「訪日(旅行)外国人に関する国別比較調査【アメリカ?中国?韓国?ベトナム】」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 18 期生 高木 怜奈
足球现场直播,大发体育在线による旅行のための制限や規制も緩和され、訪日外国人も増え、最近は足球现场直播,大发体育在线流行前の街並みに戻りつつあります。私自身も都内を歩いていると、英語や中国語、韓国語などの外国語をよく耳にするようになりました。
そこで今回私が紹介する調査は、株式会社アスマークが実施、結果を公開されている「訪日(旅行)外国人に関する国別比較調査【アメリカ?中国?韓国?ベトナム】」(以下の情報はアスマーク調べ。出典は下記の参考文献を参照)です。本調査は 2022 年 12 月 26 日(月)~12 月 28 日(水)にかけて、調査対象の条件として、「直近半年以内の訪日経験あり」、「日本訪問未経験&今後訪日の予定のある」のいずれかに該当する方に対して、アメリカ?中国?韓国?ベトナムを居住地とする 20 歳~49 歳の男女を対象に、300 サンプル×4 か国のサンプルサイズで、ウェブ上で行われました。今回は、記載されている調査の中で、特に気になりました「これまでの訪日回数」「訪日予定時期」「円安による訪日への影響」について紹介します。
まず、直近半年以内の訪日経験者のこれまでの訪日回数についてです。各国で最も多かった回答が、アメリカは「1~2回」が 43.6%、中国は「3~4回」が 46.6%、韓国も「3~4回」の 36.8%、ベトナムも「3~4回」が 50.4% となっています。その中でも中国、韓国は、アメリカ、ベトナムに比べ 5 回以上の割合が多くなっています。
次に、訪日経験はないが、今後する予定があると答えた方に、今後の訪日予定について、尋ねたところ、各国で最も多かった回答が、アメリカは「具体的な時期までは決まっていない」が 31.0%、中国は「半年以内」が 23.7%、韓国は「1 年以内」が 33.5%、ベトナムも「1 年以内」が 24.0% という結果になりました。1 年以内に訪問予定のある各国の合計は、アメリカが 30.2%、中国が 53.9%、韓国が 57.5%、ベトナムが 54.6% となり、アメリカ以外の 3 か国は、5 割が 1 年以内に訪日の予定があるという結果になりました。
そして、円安による訪日への影響について、円安は訪日のきっかけの 1 つとなりますでしょうかの問いに対して、「とてもなっている」「まあまあなっている」と答えた人の割合は、アメリカが 44.4%、中国が 73.3%、韓国が 71.3%、ベトナムが 46.3%となりました。
本調査から、特に中国、韓国は訪日回数が多く、訪日未経験者に関しても、5 割が 1 年以内の訪日を予定していました。さらに中国、韓国はアメリカ、ベトナムに比べて円安が訪日のきっかけになっていました。中国、韓国はアメリカ、ベトナムに比べ短時間で訪日しやすいことが関係していると考えられ、今後も訪日人数、訪日経験者の訪日回数は増加し続けることが予想されます。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社アスマーク(2023)
訪日(旅行)外国人に関する国別比較調査【アメリカ?中国?韓国?ベトナム】、
https://www.asmarq.co.jp/data/trip_foreigner_all/
(最終確認日:2023/07/26)