竹内ゼミ 「ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 17 期生 川嵜梨恵
コロナが流行してから一日の平均的な在宅時間は平日が約 14 時間から 17 時間、休日が、 17 時間から 19 時間に増加しました。在宅時間が増加に伴い余暇時間も増加したことでゲームの需要は大幅に増加しました。このことから、ゲームの需要は若者に限らず多くの世代に広まるのではないかと考え、ゲームに関する調査について調べてみました。
今回紹介する調査は、マーケティング?リサーチ会社の株式会社クロス?マーケティングが実施された『ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編』(出典は下記の参考文献を参照)を紹介します。この調査は、全国 15-69 歳の男女 2,195 人を対象に 2021 年 8 月インターネットリサーチにより実施されたものです。今回は掲載されている調査結果のうち、特に気になりました調査結果を参考ページの引用を踏まえ紹介します。
1 年間にスマホゲームを 1 回以上プレイした人は全体の 52% であり、その中でも月 1 回以上プレイしている人は 48% と約半数でした。中でも毎日ゲームをプレイするヘビー層について男性は 10 代が 59%、20 代が 37%、女性は 10 代が 48%、20 代が 43% であり、若者世代が中心であることが分かりました。また、この 1 年間に 1 回以上スマホゲームを行った 1,148 人に対して、コロナ禍前後でゲーム時間と支出の変化を尋ねたところ「コロナ以降の方が長くなった」は 34% でしたが、女性 10 代が 58%、女性 20 代が 43% となり、女性の 10 代と 20 代が大きく高かったようです。対して、支出の変化に関しては 15% が「コロナ以降の支出が増えた」と回答しました。その中でゲームに課金については直近 3 ヶ月にスマホゲームに「課金」したのは 23%、課金者のうち 3 ヶ月分の課金価格帯は「1,000 円未満」40%、「1,000 円~ 3,000 円未満」23% とあわせて、3,000 円未満が 6 割以上を占めていました。また、1 ヶ月の課金平均価格は 2,034 円でした。
スマホゲームは全世代に普及するようになり、ゲーム時間の増加により課金する人も増加したことが分かります。在宅時間が増加したことで余暇時間にスマホゲームをプレイする人がさらに増えることが予想されます。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社クロス?マーケティング
「ゲームに関する調査(2021年8月)スマホゲーム編」
https://www.cross-m.co.jp/report/it/20210824game/
(最終確認日:2022/07/05)