竹内ゼミ 「ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 17 期生 西澤悠華
近年、esports などのゲームについて注目されつつある中で人々のゲーム時間などの実態やコロナ禍により変化したのかについて興味がありました。そこで今回、私はクロス?マーケティング社が行いました「ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編」を紹介します。
クロス?マーケティング社では「ゲームに関する調査」を行い、コンシューマゲーム、スマホゲームなどの分野別にゲーム実態を分析しました。調査手法はインターネットリサーチで、調査地域は全国 47 都道府県、調査対象は 15~69 歳の男女(コンシューマゲーム、スマホゲーム、アーケードゲーム、オフラインゲームのいずれか「月 1 回以上利用者」または e-スポーツ認知者)となっています。調査期間は 2021 年 8 月 6 日(金)~9 日(月)で、有効回答数は本調査 2,195 サンプルでした。今回は掲載されている調査結果のうち、特に気になりました結果を紹介します。
調査の結果、コロナ禍前後のプレイ状況として、この 1 年間にスマホゲームを 1 回以上プレイした人は全体の 52%、そのうち月に 1 回以上プレイしているのは、48% と半数で、ヘビー層(毎日プレイ)は 31% であり、ヘビー層を性年代別にみると、男性の 10 代で 59%、20 代は 37%、女性は 10 代 48%、20 代 43% と 10~20 代を中心として、スマホゲームが日常的にプレイされていることが紹介されています。
またこの 1 年間に 1 回以上スマホゲームを行った 1,148 人に対し、コロナ禍前後でゲーム時間と支出の変化を尋ねたところ、「コロナ以降の方が長くなった」と回答したのは 34% で、支出の変化では 15% が「コロナ以降の方が支出が増えた」と回答していることがわかりました。
ゲームを行うシーン?重視度についてはスマホゲームを月に 1 回以上プレイする 1,051 人に、どのようなときにプレイするのかを聴取したところ、「自宅でくつろいでいるとき」 65% がトップで、次いで「やることがないとき」49%、「空いた時間があればいつでも」23%、「寝る前にベッド?布団の中で」22% と続きました。なかでも女性 10 代は「やることがないとき」 「空いた時間があればいつでも」「寝る前にベッド?布団の中で」が他の年代より高いこともわかりました。
この調査結果からコロナ禍によりおうち時間が増えたことから、ゲームをする時間や支出が増えており、特に 10~20 代の男女がゲームに時間を費やしている人が多いことがわかりました。しかし、現在ではゲーム依存などの依存症について問題視されており、ゲーム対策条例なども施行されている県もあります。そのため、考えてゲームについて向き合うべきであると考えました。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社クロス?マーケティング
「ゲームに関する調査(2021 年 8 月)スマホゲーム編」
https://www.cross-m.co.jp/report/it/20210824game/
(最終確認日:2022/04/17)。