PBLで学部紹介のSNS展開、学年を超えたバトンリレー Part 1 「演習ⅡA」中間発表会を行いました(6/8)
2021年度前期「演習ⅡA(クラスA 担当: 人間社会学部人間社会学科 駒谷真美)」では、2年生が「Jinsha GuidebookのSNS 展開」についてPBL を行っています。Jinsha Guidebookとは、2020年度後期「メディア表現論(駒谷担当)」において、3年生が人間社会学部を紹介するためにPBLでチーム制作した、本学初の学生による学生のためのデジタルブックのことです。現在大学のHPやオープンキャンパスで公開されています。
このJinsha Guidebookをより多くの人に知ってもらうために、「演習ⅡA」ではZ世代の特性を活かしたSNS展開を目的としてプロジェクトを4月から行っています。6月8日の授業では、企画を第一次提案する中間発表会がありました。学生たちは、前回の講義で、本学の入学支援課職員からInstagramの活用方法や運用上の注意点に関する大学PR戦略のレクチャーを受けて、大いにインスパイアされていました。今回は、中間発表会の様子を報告します。
Jinsha Guidebookの認知度を高めるユニークな企画を
6チームで各々ワンシート企画書を作成し発表
ZOOMの中間発表会では、それまでに検討した案をワンシート企画書にまとめて、6チ ームが順番に発表しました。各チームの発表後は、ライブで入学支援課職員が口頭でフ ィードバックし、他のチームの学生たちがチャットでコメントしていきました。
玉石混合の情報が飛び交うSNSの世界
TwitterとInstagram、それぞれのよさと落とし穴を熟知
信頼度の高い情報発信が重要!
【チーム1】最初に発表したチーム1の企画コンセプトは「三種の神器でバズれ!! 人社ガイドブック」でした。「三種の神器」とは「ハッシュタグ?投稿?ストリート機能」のを指し、TwitterとInstagramを併用することで、Z世代の受験生に人間社会学部をアピールしていくねらいです。発表後入学支援課職員からTwitterとInstagram、それぞれの特性を活かした連携で、人間社会学部に関心を持つ人たちが相互に行き来する仕組みをよく考えられているとフィードバックを頂きました。
【チーム2】続いてチーム2では「受験生を応援!~双方向の寄りそった発信~」をコンセプトに発表しました。このチームの特徴は、2プランを考えたところです。まずPlan Aは、多くのフォロワーがいる既存の実践女子大学のInstagramアカウントを借り、既存の投稿の統一感を維持するためストーリー機能で宣伝活動を展開する案です。次にPlan Bは、新規にアカウントを立ち上げ、既存の人気ハッシュタグと人間社会学部オリジナルのハッシュタグを併用させる企画です。入学支援課にとっても本学のInstagramのさらなる活用になると奨励されました。
【チーム3】チーム3の企画コンセプトは、「ディグってもらおう! JJJ ~ファーストインプレッション~」です。ターゲットである女子高校生に確実に届く手段を追求しました。具体的にはTwitterからInstagramへ誘導するため、ハッシュタグ?Jinsha GuidebookのURL、InstagramのURLを貼ってツイートする方法を提案しました。またTwitter?Instagram共にアカウント情報?発信源を明確に記載することにしました。Twitterから始めてInstagramに確実にリーチするプロットがよく練られていました。
TwitterとInstagramの機能を最大限に活用
シナジー効果狙う!
【チーム4】チーム4は「知っていましたか? 人社のこと」と題して、TwitterとInstagramのハッシュタグを共同使用することで連携を強める案を考えました。さらにJinsha Guidebookに掲載されている「お散歩マップ」を具現化するため、Instagramの位置情報を積極的利用し、ハッシュタグ以外に渋谷キャンパスや人間社会学部に興味を持って動いてもらう導線を作りました。渋谷キャンパスに女子高校生の足を向けてもらう一工夫にチーム4 のオリジナリティがみられました。
【チーム 5】チーム5は「共感してConcern(関心)」というコンセプト通り女子高校生に寄り添った企画でした。Z世代がSNSに対して共感や親近感を求め、押しつけを嫌う傾向があることに着目しました。公式Twitterの作成、学食券のプレゼントキャンペーン、トレンド入りしている#のツイートのリプ欄にJinsha GuidebookのURLを添付など具体案が出ました。さりげなく大学に親近感をもってもらう展開、企画を実施した際のメリットとデメリットの吟味、実際の予算を算出した点に、実現性の高さが伺えました。
【チーム6】チーム6の企画コンセプトは、斬新な「ダブルタグ付け戦略」でした。女子高校生の関心をひく流行タグと人間社会学部のオリジナルタグの2つを同時に利用することで、フォロワー数と認知度の向上させることが目的です。Instagramでは、女子高生に流行しているベージュや白を基調にした淡い色で統一し、シンプルなデザインのデモ写真も紹介しました。視覚的なプロモーションの重要性を見出した企画でした。
最終発表会に向けて
企画をカイゼン!
全6チームの発表が終わり、入学支援課職員が総評を行いました。草案段階の企画書でしたが、どのチームもコンセプトとロジックがワンシート企画書に明確に示されていて今後も社会に出て役立つスキルになること、SNS の最新機能を有効活用し投稿する際のデモ画面を記載するなど実現可能性が高いことが評価されました。3年生が制作したJinsha Guidebookについて2年生がSNS展開を考える、PBLバトンリレーの第一歩である中間発表会が終わりました。