【Vol. 04】 長野県公立保育園内定 Kさん
私は大学4年の時に、長野県と東京都2つの公務員試験を受験し、両方とも合格いたしました。そして来年の春から長野県の公立保育所で働きます。公務員試験を終えた今、受験当日までに自分が行ってきたことを書きたいと思います。
はじめに、公立保育所を希望した理由ですが、大きく分けて3つあります。1つ目に幅広い子育て支援が出来るという点です。公立保育所は自治体が管理しているため、その市町村全ての公立保育所での勤務が可能となります。約4年周期で異動となるため自身のスキルアップと同時に、より多くの子育て家庭の支援が出来ると思いました。2つ目に、給料や育休?産休の安定など自分のライフステージに合わせて仕事を行うことが出来るという点です。そして3つ目に、自治体によって保育所の他に障害者施設や子育て家庭支援センターなどの仕事をする機会を設ける事が出来る点です。これらのことを実現させるために公務員試験の受験を決め、公立保育所への就職を目指しました。
次に公務員試験の勉強方法や準備内容についてですが、私自身、教養科目がとても苦手だったため、教養科目を出題しない自治体を選びました。試験勉強は大学4年の6月、幼稚園実習の終了後すぐに始めました。毎日図書館へ行き、最低2時間以上は専門科目を解いていました。4年生は授業数もかなり少なくなるため、勉強に取り組みやすいと思います。小論文は大学の先生に添削してもらいながら、文章を書く練習をしました。
次に面接についてですが、私は大学の先生と学生支援センターの方に面接練習をしていただきました。面接を終えて思ったことはたくさん練習をして損はなかったということです。回数を重ねることで経験に繋がったと実感しています。もちろん緊張はしますが、笑顔を忘れずに明るくハキハキと自分の考えを話すことができるようになりました。また、長野県では面接試験の前に実技試験(模擬保育)がありました。自治体によっては実技試験もあるため、事前に指導案を作成するなど準備をして、将来の自分を思い描きながら臨むこと大切だと思います。
最後に、複数の自治体を併願する方へ伝えたいことがあります。私は受験した二つの自治体に合格し、最後の最後までどちらにするか迷いました。自治体に限らず、就職したいと思う園や施設が複数ある場合、受験先や進路を一か所に絞るためには、こういった悩みも出てくると思います。自分の選択を後悔しないように、家族や周りの人に相談したり、アドバイスをもらうなど慎重に就職先を決めることが大切だと思います。ぜひ、自分の夢に向かって頑張ってくださいね。