日野キャンパスに桜の木は何本ある?
食生活科学科教員T.Y
今年は桜の開花が遅く、4月上旬になって満開になりました。日野キャンパスには桜の木がたくさんあることはわかっていましたが、何本あるのか知らなかったので、ソメイヨシノと八重桜とがともに咲いていた4月上旬にキャンパス内を1時間かけて巡ってみました。ソメイヨシノが25本、八重桜が5本、合計30本でした。その数にびっくりです。
キャンパス内を隅々までゆっくり巡ったことで、気づいたことがありました。中庭の花壇ではクリスマスローズがきれいな花を咲かせていました。校舎脇の花壇では菜の花(アブラナ科植物の花の総称)も咲いていました。校舎の裏側に行くと、セイヨウタンポポとカラスノエンドウが咲き乱れている草むらが広がっていました。そこは、今の5月にはシロツメクサが一面に咲いています。
一方、校舎南側には芝生のグラウンドが広がっていますが、そこをゆっくり歩いて気づいたこと。芝生のなんとフカフカなこと。人工芝や全天候グラウンドでは味わえない感触です。この芝生グラウンドは運動部の練習場所であり、常磐祭(学園祭)では屋外ステージと模擬店の会場になります。
すごい収穫がありました。キャンパス南境界脇に黄色の実をたくさんつけた木を発見。スマホで写真を撮り、Googleフォトの「レンズ」機能で検索したら、その実はブンタンでした。
ブンタンは、グレープフルーツの親品種の仲間だそうです。食べられそう! そこで、本学の庶務の許可をとり、4月中旬に、営繕部門から高い脚立を借りて、卒論ゼミ生と研究室の助手と私とが一緒にブンタンの収穫作業をしました。約90分の作業で100個超の実を収穫しました。収穫作業をしたメンバーで少しもらいましたが、収穫物を事務部門と食生活科学科に配りました。私は自宅に持ち帰って家族と食べましたが、すっきりした甘さと軽い酸味があり、おいしくいただきました。妻が、刻んだ果皮を3回ゆでこぼしてからたっぷりの砂糖を加えて煮詰めてママレードにしました。今は5月中旬ですが、木にはまだたくさん実が残っています。近々2回目の収穫をしようと思います。
食生活科学科では、キャンパス内に小さな畑をもっています。卒論ゼミ生と学生サークルの複数のグループが5月のGW前後に夏野菜の苗を植えました。これから植えるグループもあります。学生が栽培体験と収穫物の利用をしていきます。
日野キャンパスは都心キャンパスにはない自然っぽさが残っています。ぜひ実践女子大学生活科学部に入学して日野キャンパスの自然っぽさを感じてください。