<創立120周年記念特集>記念すべきこの年を、心をともにする人々と迎えて。
2019(足球现场直播,大发体育在线元)年、実践女子学園創立120周年を祝う行事が、創立者?下田歌子先生生誕の地岩村町(岐阜県恵那市)と、学園発展の拠点となった渋谷校地(東京都渋谷区)で開催されました。荘厳な式典や来場者でにぎわうイベントなど、内容は盛りだくさん。今回は、それぞれの様子をご紹介します。
記念の年を彩る行事に、多くの笑顔が集う
多くの皆さまと慶びを分かち合えるよう、多彩な記念行事を展開。中学校高等学校の生徒や、大学?短期大学部の学生も、企画や運営に参加し、それぞれの会場に活気を添えました。
どのイベントも天気に恵まれ、多くの方が学園ゆかりの地や懐かしい学び舎を訪れて、青春時代を振り返りながら催しを楽しまれました。学園にとってもご参加の方々にとっても、記憶に残る貴重な機会となりました。
記念式典?懇親会 2019年5月7日岐阜県恵那市岩村町
先生の顕彰碑と胸像が見守る中、学園120年の発展を祝って
五月晴れの空とみずみずしい新緑が美しい5月7日、岩村町の下田歌子顕彰碑前広場で記念式典が挙行されました。学園関係者や小坂喬峰恵那市長、 地域の方々など140名が出席。山本章正理事長が「下田歌子の想いを確認し、これからの学園の発展を誓う場として、生誕の地である恵那市岩村町が最もふさわしいと考えました。この地で記念の日を迎えられたことに学園としての大きな意義を感じています」とご挨拶を行いました。
式典後、下田歌子勉学所前広場で懇親会が開催され、地域の方々がさまざまなアトラクションで会場を盛り上げてくださいました。
感謝状贈呈
下田歌子先生の足跡を守り、その功績を世に広めてくださった方々に、学園より感謝状を贈呈しました。本学園が改めて飛躍する礎を築いた前理事長?井原徹氏にも贈られました。
アトラクション
歴史の薫り豊かな岩村町で育まれてきた数々の伝統芸能が披露されました。岩邑中学校合唱部と恵那南高等学校吹奏楽部による学園歌斉唱も。
記念石碑除幕
下田先生が学園教職員への教えとして残した言葉「父母がその愛児に臨むの心をもって生徒に対すべし」が刻まれた、記念石碑がお披露目されました。
創立者?下田歌子先生の足跡を見つめる
先生も出席された「下田歌子顕彰碑除幕式」
今回、会場で記念式典の様子を見守った「下田歌子顕彰碑」 。これは下田先生の功績を長く世に伝えることを目的に建てられ、 1935(昭和10)年8月8日、先生82歳の誕生日に除幕式が行われたものです。表面には先生の揮毫で「明治四年三月故郷を立ち出でける道にてよめる 平尾せき子/綾錦着て帰らずば三国山/また再びは越えじとぞ思ふ/昭和十年夏/従三位勲三等 下田歌子」と刻まれています。碑は当時の渋谷校地の工事場で制作され、その様子を生徒たちも目にしたそうです。
除幕式には先生も出席。まさに「綾錦を着て」 故郷に帰られたのでした。
記念講演?シンポジウム 2019年11月24日渋谷キャンパス
学園のこれまでとこれからを皆で見つめる
台風19号の影響で延期された渋谷キャンパスの大学?短期大学部常磐祭と同日に開催。 「卒業生が語る?実践女子学園の教育と未来」と題し、4名のOGを迎えて記念講演と記念シンポジウムを行いました。会場には、学生や卒業生はもちろん、多くの聴講者が集まり、講演者やパネラーの意見や体験談に、熱心に耳を傾けていました。
記念講演
下田先生のDNAが私たちの支えとなる
1984年卒業生の齊藤直子氏が「『社会で輝く女性』~社会を変える、世界を変える~」をテーマに講演。ご自身の経験とさまざまなデータをもとに、現在と未来を見据えた力強いお話を展開されました。
一般職から総合職、管理職とキャリアを高めていく中で、多くの課題を乗り越え女子教育の普及という使命にまい進された
下田歌子先生の精神が、大きな支えとなりました。これからの日本では、男女の枠なくそれぞれが社会で役割を担うことになります。しかしそれは、 「知性は男女の枠を超えていく」という先生の言葉が指し示してくださるように、思うような生き方ができる、なりたい自分になれる時代が目の前に広がっていることでもあります。先生の優れたDNAは、足球现场直播,大发体育在线の時代を生き抜く私たちを力強く後押ししてくださることでしょう
シンポジウム
4名のパネラーが、 経験を踏まえ学生と学園に提言
実践女子学園の教育と未来」を議題に、谷内篤博教授の進行のもと、4名のパネラーが語り合いました。最後の質疑応答では、聴講者から寄せられた質問に率直な意見を返す様子も見られました。
齊藤氏
これからは個性の時代。 学生の方々には、 自分の好きなものや目指すものは何かを見つめ、 そこらから形づくられる個性をいかにのばすかを考えていただきたいです。
久我氏
ライフステージの変化によってキャリアを中断することがあっても、それを、自身を豊かにする時間と受け止める。そうした女性ならではの視点が、その後の強みになると思います。
木島氏
目の前の仕事に一生懸命取り組む。その姿勢が現在につながった気がします。一つひとつクリアすることで自信がつき、周囲から信頼を得ることができたのではないかと感じます。
山形氏
学生の皆さんには、興味のあることを深掘りするのと同時に知識の幅を広げることも大切にしていただきたい。それがこれからの時代を生き抜く力になるのではないでしょうか。
記念祝賀会2019年5月11日渋谷キャンパス
関係者の笑顔が会場にあふれる
学園関係者や、企業?地域の方々、卒業生の皆さまなどをお招きし、渋谷キャンパス9階で開催。学園発展の地で、節目の年を盛大に祝いました。また、同日、別会場では卒業生の集いの場「ホームカミングデー」を開催。懐かしい人たちと旧交を温める様子がそこかしこで見られました。
実践女子学園フェスティバル(Jフェス)
2019年5月11日? 12日渋谷校地?渋谷キャンパス
生徒?学生の想いが実って大盛況!
高等学校の生徒と大学?短期大学部の学生が制作や運営を行った、手づくり感とおもてなしの想いがあふれるイベント。野外ステージには卒業生の初風緑さん(元宝塚男役スター)や、山本絵里加さんを擁するhoval(ボーカルユニット)などが出演。多彩な企画や模擬店も好評でした。