<Recommend Spot>実践女子大学 香雪記念資料館
大学?渋谷キャンパスの1階にある「香雪記念資料館」は、創立者?下田歌子先生に関わる資料や、近世以降に活躍した女性画家達の貴重な作品を、身近に鑑賞できる施設。女性の文化活動の紹介や、学内のさまざまな専門分野に関わる展示なども行っています。
お申し込み?お問い合わせ先
実践女子大学 香雪記念資料館
開館時間:11:00~17:00
休館日:土?日?祝日?大学休業期間
展覧会によっては上記以外でも休館?開館する場合がございます。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
入館料:無料
URL /kosetsu/
館内風景
館内は「企画展示室」と「下田歌子記念室」に分かれています。
静かで落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと作品を鑑賞できます。
学芸員も常駐しておりますので、ご質問などがございましたら気軽にお声がけください。
企画展示室
企画展示を行うスペースです。2019 年度は「再見!東洋美術」と題し、故松原三郎名誉教授収集の東洋考古文物などを出品。
下田歌子記念室
女子教育の先駆者?啓蒙者として生きた下田歌子先生の活動を紹介するスペースです。旧蔵の宮中御下賜品や書画をはじめ、文学著作、和歌作品、教育事業関係資料、父祖三代関係資料などを公開していきます。
コレクション
女性への啓蒙活動の一環として、歴史上で活躍したさまざまな分野の女性たちを広く世に紹介して顕彰した下田歌子先生の想いを継承し、近世以降に活躍した多くの女性画家の作品を収集。
特に画家?清原雪信や野口小蘋などについて、国内有数の女性画家コレクションを有しています。
清原雪信(1643-1682)
江戸時代前期に活躍した狩野派の女性画家。祖父?神足常庵と父?久隅守景はともに探幽門下四天王に数えられる高弟で、母?国は探幽の姪という、恵まれた環境の中で才を伸ばしました。雪信自身も探幽に画を学び、女性像を多く描いたことで知られます。
野口小蘋(1847-1917)
明治?大正期に最も活躍した女性南画家の一人。明治 10 年代までは美人画が多かったものの、20年代に入ると青緑山水画を多く描き、本格的な南画家としての評価が高まります。1904(明治 37)年には女性初の帝室技芸員に任命されました。大正天皇即位後の大饗の儀に用いられる「悠紀地方風俗歌屏風」も揮毫しています。
米?ナショナル?ギャラリー?オブ?アートに所蔵作品が展示
アメリカの国立美術館ナショナル?ギャラリー?オブ?アート(ワシントンD.C.)で2019年6月2日~8月18日に開催された「日本美術に見る動物の姿」展に、香雪記念資料館所蔵作品が展示され、多くの方々に日本美術の素晴らしさを実感していただきました。同年10月7日~11月2日には凱旋展として、展示された3作品を香雪記念資料館で披露しました。