図書館員の横顔
図書館には、2021年6月に渋谷に1名のスタッフが加わりました。
カウンターで名前を見たことがある! という方もいるかもしれませんね。
仕事にも慣れてきたところで、メッセージをいただきました!
【渋谷】閔 愛善 (みん えそん)
実践女子大学図書館に6月着任しました。
初めて渋谷キャンパス図書館に足を踏み入れたとき、清潔感のある空間に立ち並ぶ書架、そしてところどころに置かれているポップな色調の椅子など、とてもチャーミングで学生のみなさんがアプローチしやすい図書館をつくるために、いろいろと工夫されている印象を受けて感動しました。
大学の図書館は独立した建物である場合が多いですが、その距離感のために図書館になかなか立ち寄らない学生もいます。
渋谷キャンパスの図書館は、まさに学生の学業空間の中心に位置し、気が向けばいつでも立ち寄れるという利点があります。
大学において図書館の意義はさまざまありますが、学生のみなさんの学業の助けとなることはもちろん、未知の知識にも興味を持っていただける環境を提供し、ひとりひとりの知的な好奇心を満たせるようにお手伝いすることも大事だと思っています。
学術資料はデータベースの進化とともに便利になり、パソコンさえあれば必要な論文や記事、書籍情報を得ることが可能になりました。
しかし、自分の体験を振りかえってみると、書架の間を歩き、本を眺めることで新たな発見につながることも多くありました。
必要な資料を定めて効率よく調査することはとても重要なことですが、直接図書館にも足を運び、自分の求めていた書物の傍に置かれた未知の書物にも目を運んでみてください。意外な発見によって興味の範囲が広がることもあるかもしれません。
ぜひとも図書館という文学と学問の森に迷い込んでください。