図書館員のおすすめ本紹介
図書館員がおすすめする本を紹介します【日野?渋谷】
書名をクリックすると、所蔵が確認できます。
ぜひ借りて読んでみてください。
新書コーナーの紹介
日野キャンパス1階には岩波新書とブルーバックス、渋谷キャンパス3階には岩波新書、講談社現代新書、中公新書の新書コーナーがあります。
また、上記のほか、文芸春秋社、新潮社、集英社などの出版社からも、毎月多くの新書が発行されています。
本学の図書館では、岩波新書、中公新書、講談社現代新書は全点継続購入しています。また講談社ブルーバックスは2021年2月まで全巻購入していましたが、今後は電子化も見据えて全巻購入は中止し、電子版が出版された時点で購入を計画しています。
新書は、学術的入門書、教養書的なものから時事的なものなど分野は多岐にわたっています。
昨年、今年はオリンピックや足球现场直播,大发体育在线に関するものも多く出版されました。また、先日、立花隆氏の死亡(2021年4月30日逝去)が報道されましたが、立花氏などの著書も新書で読むことができ、サピエンスの未来 : 伝説の東大講義 / 立花隆著 (講談社現代新書)など、手に取ってもらいたい一冊です。
最近のものでは、フォン?ノイマンの哲学 : 人間のフリをした悪魔 / 高橋昌一郎著 (講談社現代新書)をおすすめします。フォン?ノイマンの名前はコンピュータ理論の開発者として情報科学の分野で聞いていましたが、ゲーム理論や原爆など多岐にわたる才能に触れると、副題も実感できます。
また、新書には長年読み続けられているものも多くあります。
中公新書のゾウの時間ネズミの時間 : サイズの生物学 / 本川達雄著 は、もう30年も前に出版されたものです。
心臓の脈打ち総数はどの動物も同じ、寿命が違うのはなぜなど、興味深い内容です。
岩波新書の折々のうた / 大岡信著 は、初版が出版されてからすでに40年、何冊も続編が出版されています。
この本で、私の名前と同じ「白雄」という名前を見つけました。江戸時代の俳人 加舎白雄(かやしらお)の句が掲載されていました。数年前に上田城(長野県)に行ったときに、パンフレットで加舎白雄の句碑があることを知りましたが、既に帰りのバスの中だったので、句碑はまだ見ていません。
ブルーバックスは、科学の新しい理論、知識、技術などにも触れることができます。宇宙は本当にひとつなのか : 最新宇宙論入門 / 村山斉著 で最新の宇宙論に触れ、日本列島の下では何が起きているのか : 列島誕生から地震?火山噴火のメカニズムまで / 中島淳一著 で日本列島の起源や地震のメカニズムなどを知ることができます。
ぜひ、専門分野ではない、ちょっと興味がそそられるような新書を手に取って、読む習慣を作ってください。
また、図書館で借りるだけではなく、書店に行って、興味のある本を手に取って、ときには自分で買って読んでみてください。
"+2"と書いて「ジュウジツ」と読ませる。
旺文社から出版されている「大学生活+2(ジュウジツ)選書」というシリーズを皆さんにお勧めします。
このシリーズは、大学生の皆さんに向けて、レポートの書き方、マナー、生活のマネジメントについてわかりやすく記されている書籍です。
"大学生活が充実する"シリーズ3冊のうち、大学生のための失敗しない大人のマナー / 旺文社編を紹介します。
大学生になると、一人の大人として見られることが多くなり、また応対する相手が年上の方、社会で活躍されている方というケースも増えます。
身近なところでは、先生方や助手さん、事務のスタッフ、食堂や売店、お掃除のスタッフの方、警備員さん等、学内にも社会人の先輩がたくさんいますね。
皆さんが意識していない場面でも、相手は皆さんの身だしなみや立ち居振る舞い、敬語の使い方、電話?メール?手紙の言葉や文面、食事の食べ方など観察しているかもしれません。
就職活動では、実際の面接室での立ち居振る舞いではなく、その前の待合室だったり、会社などの面接会場までの道のりでの態度が見られているとも聞きます。
"就職活動だから"ではなく、日ごろから意識しておくことが大事ではないでしょうか!そのためのヒントが満載です!
大学生活を送る際に様々な場面で役立つ3冊だと思うので、"+2選書"シリーズ、ぜひ一度手に取ってご覧ください!