図書館員の横顔
図書館には、2020年10月に日野に1名、渋谷に1名のスタッフが加わりました。
カウンターで名前を見たことがある! という方もいるかもしれませんね。
仕事にも慣れてきたところで、2名にメッセージをいただきました!
【日野】中村 陽子
皆さん、こんにちは。
2020年10月に学生総合支援センター キャリア?生活支援課から図書館事務部に異動し、日野キャンパス図書館に勤務しています。
子供の頃は、岩波少年文庫を愛読し、C?S?ルイスの「ナルニア国ものがたり」全7巻は、大人になっても読み返すことがあるぐらい大好きなファンタジー作品です。いつかは読みたいとかれこれ20年以上前に英語版も購入済ですが、まだ手をつけられていません。仕事や生活に追われ、本を読まなくなって久しくなりましたが、今は本が身近にある環境ですので、また本を読んでみたいと思っています。
さて、皆さんは公共図書館や本学図書館を利用されていますか?
新型コロナにより、今年は思うような大学生活が送れていない学生さんも多いと思います。しかし、学生生活はあっという間です。行動規制が多い中、家で過ごす時間も増えていることと思います。ぜひ、新しいことにも興味を持って、多くの本と出合う学生生活を送ってください。図書館に頻繁に顔を出しているうちに、エッセイや小説、雑誌以外にも近くに配架されている専門書や学術雑誌、洋書などを手に取る機会があることでしょう。
なんとなく興味がある、好きな分野の本を手にとっていくうちに、本当に勉強したいことが見えてくるかもしれませんね。
図書館の仕事は、利用者には見えない裏方作業がたくさんありますが、全ては利用者の皆さんにより良いサービスを提供することが根底にあると思います。早く仕事を覚えて、少しでも皆さんのお力になれるようになりたいと思っています。皆さん、ぜひ図書館をたくさん利用してください。図書館でお待ちしています。
【渋谷】菱村 宏子
10月から図書館(渋谷キャンパス)で勤めている菱村と申します。
本学に着任する前は、美術館に付属する図書室で10年ほど勤めておりました。
私自身、学生時代の図書館利用を思い返すと、興味のある美術書が納められた書架の利用がほとんどで、これまで勤めてきた美術館でも美術書ばかりを扱っておりました。
本学に着任し、業務の中で様々な種類の本を扱い、例えばレポートや参考文献の書き方についての本や、資格や就職活動に関する本、特定の分野に特化した事典や専門書など、大学図書館には幅広いジャンルの本があることを再認識し、学生時代に、もっと多くの本に触れておけば良かったなと思っております。
以前勤めていた美術館の学芸員に、「書庫にこもって、背表紙のタイトルを見ながら次の展覧会を考える」と言われたことがあります。本を開かなくても、まずは背表紙のタイトルを見るだけでも、考えがひらめいたり、連想したりと、次のステップに繋がるかもしれません。また、いつもと違った書架の間を歩いてみることで、新たな発見や、視野が広がるかもしれません。
本学の蔵書は図書だけでも約57万冊あります。ここまで大きな規模の図書館を気軽に利用できるのは、在学中の特権だと思います。(※)
本学に所蔵が無い本は、手続きをすれば、他大学の図書館から本を取り寄せたり、論文の複写物を送ってもらったりすることもできます。図書館の利用で分からないことや、探している本がありましたら、スタッフにお尋ねください。
今はレポートを書くために図書館を利用しているかもしれませんが、調べものをする力は卒業後も、いろいろな所で役立ってくると思います。ぜひ、図書館を有効活用してください。
※ 2020年12月現在、卒業生の図書館利用には事前予約が必要です。
詳しくは図書館HPをご確認ください。