入学者受入の方針(2023年度入学者向け)
入学者受入れの方針(アドミッション?ポリシー)
実践女子大学短期大学部は、教育理念及び卒業認定?学位授与の方針に定めるとおり、学修から得た知識?技能?態度を世界と地域に還元するべく、実践する意欲に満ちた人を積極的に受け入れます。
そのような意欲をもった入学者を選抜するために、各学部学科のアドミッション?ポリシーにおいて、修得していることが求められる能力や態度について公表し、それぞれに対応する多様な入学者選抜方法を実施します。
日本語コミュニケーション学科
1 大学教育を通じてどのような力を発展?向上させるのか
日本語コミュニケーション学科は、本学科の掲げるディプロマ?ポリシーに基づき、以下のような力を持った人材を育成します。
① 日本語力やコミュニケーション力を身につけることによって、理解力と発信力を高め、社会人として必須の協働力や問題解決力を発展?向上させます。
② 日本の文学や文化を深く広く理解することにより、自国の文学と文化を国内外問わず、積極的に発信する力を発展?向上させます。
③ 社会常識や社会及び会社の仕組みを学び、人と接する良識を修得するとともに、多様な価値観を持つ人とも協働し、持続的かつ適切?臨機応変に対処する問題解決力を発展?向上させます。
④ 多様な文化を理解し尊重する国際的な広い視野とセンスを身につけ、修得した自国の文学?文化を発信しようとする積極的な態度と、正しく伝達する語学力を発展?向上させます。
⑤ 自ら学ぶ楽しみを知り、絶えず自己を啓発し高める生き方を求め、修得した学識と技能を社会に還元し貢献する、そのような意欲と主体性を持った人間として成長する力を発展?向上させます。
2 入学者に求める意欲
日本語コミュニケーション学科のカリキュラムを十分に理解し、意欲的に学ぶ能力を持つとともに、以下に掲げる要件に一つ以上当てはまる人。
① 日本文学や日本文化に関心があり、そこに表れた日本人の情緒や感性を深く理解したい
② ことばについての知識と理解を深め、日本語4技能を磨き上げたい
③ 人と対面した場面でのコミュニケーションスキルを高めたい
④ ネットワーク社会におけるコミュニケーションスキルを高めたい
⑤ 社会で通用するビジネススキルを習得し、汎用的能力と協働力を伸ばしたい
⑥ 本や雑誌に興味があり、文章作成能力や出版物の企画編集能力を身につけたい
⑦ 図書館司書の資格や、学科で取得可能な資格を取得して進路選択につなげたい
⑧ 2年間の学びを礎に、4年制大学へ編入してさらに発展的に学びを深めたい
3 入学者に求める態度や能力
① 学科の教育内容をしっかりと理解し、意欲的に学ぼうとする態度と能力を身につけていることが必要です。
② 新聞をよく読み、社会の仕組みや社会の動向を知ろうとする態度と能力が必要です。
③ 日本語力と表現力を、さらに高めようとする態度が必要です。
④ 文学作品に親しむとともに、日本の文化やことばについて深く理解しようとする態度と能力が必要です。
⑤ 積極的に人と関わり、授業で発言や発表ができるコミュニケーション力が必要です。
⑥ 漢字能力検定準2級以上、あるいはTOEIC L&R/ S&W 625点以上、もしくは実用英語技能検定(CSE2.0)1700以上などの資格を有していれば高く評価します。
4 高等学校段階までに培ってきた能力の評価法
日本語コミュニケーション学科は、受験生がこれまで培ってきた能力を多面的に評価するために、多様な評価法による入学者選抜制度を実施しています。
① 一般選抜では、高等学校で学ぶ現代国語を範囲とし、読解力、国語的知識、言語運用能力を問う学力試験を行います。
② 高等学校等の学校長の推薦による指定校制学校推薦型選抜では、推薦されるにふさわしい学力と態度が求められるとともに、学科の教育内容を理解した上での学修意欲やコミュニケーション力を測る面接を行います。
③ その他の学校推薦型選抜では、高校での成績の他、学科の教育内容を理解した上での学修意欲とコミュニケーション力を測る面接を行います。部活動や読書に対する意欲にも注目します。
④ 総合型選抜では、自らが培ってきた多彩な能力を、説得力を持って語れる表現力、学科の教育内容を理解した上での学修意欲、そしてコミュニケーション力を評価します。特に総合型選抜Ⅱ期(グローバル)では応募時までに取得した学外の団体が主催する検定試験や資格試験の結果を中心に評価します。
英語コミュニケーション学科
英語コミュニケーション学科では、短期大学部の方針に則った本学科のディプロマ?ポリシーを踏まえ、以下に示す1から4までの大項目に示されている小項目のいずれかに該当する応募者に対して入学を認めることとします。
1 本学の高等教育に求める目標
① コミュニケーション能力
日本の社会において日本語によるコミュニケーションを図る能力に加え、英語という言語を国際的なコミュニケーションの手段として、様々な場面で用いる能力を養い、発展?向上させようと考えている者
② 言語と文化の理解
中等教育で培った英語という言語ならびに英語圏の社会的背景や文化に関する知識をさらに積み上げていきたいと考えている者
③ 観光関連産業をはじめとするビジネスへの興味
世界のいたるところで繰り広げられ、世界の平和を基盤とした現象である観光関連産業に興味を持ち、その基礎的な知識や技能を身につけようと考えている者
④ 国際社会における活動への興味
国際社会、特に英語圏で発生している諸問題について関心を持ち、そうした国際社会を構成する一員として日本以外の国での生活を体験してみたいと考えている者
⑤ 国際人としてのバランス感覚
日本の常識が世界の常識ではないという視点に立ち、世界から見れば一地域に過ぎない日本という存在の地域性(ローカル)と、様々な常識や価値観が存在する世界、特に英語圏での視点(グローバル)を併せ持つ人材となることを願っている者
2 入学者に求める能力
① 言語運用能力
日本語はもちろんのこと、英語によるコミュニケーションを図ることができる。
② 問題処理能力
日本語あるいは英語による情報を収集し、必要な情報を取捨選択し、最終的な意思決定を図るなど、問題処理能力がある。
③ 自立性
社会における自分の存在や位置を理解し、その上で社会の一員として自立した対応ができる。
④ 地域性と国際性の共存
世界において一つの地域である日本の価値観と、世界、特に英語圏の価値観との双方に目を向けることができる。
3 入学者に求める資質
① 教育課程(カリキュラム)の理解
英語コミュニケーション学科が、英語という言語に関する授業科目と、英語圏における社会的な背景や文化に関する授業科目が多く設置されている学科であることを理解している。
② 言語に対する意識
日本語の他に英語で人との交信を試みる意思を持ち、その能力をさらに磨き高めていこうとする姿勢を持っている。
③ 社会との関わり
高等教育が社会をリードする立場に就く人々の養成に携わっていることを踏まえ、日本を含む世界の動向に目を向けている。
④ 付随的な事項
実用英語技能検定(CSE2.0)2300以上の能力を有している場合、あるいはTOEIC L&R/S&Wで1560点以上を獲得する能力を有している場合、入学についてそれらの能力を高く評価します。
4 中等教育までに培ってきた能力の評価
① 一般選抜(筆記等)
一般選抜では、高等学校等で学ぶことになっている基礎的な知識、特に外国語(英語)を中心に、英語の語彙や文法に関する知識あるいは英語の文章読解力など英語運用能力を問う学力試験を行います。
② 学校推薦型選抜(面接?小論文等)
学校推薦型選抜では、以下に示す形態があり、いずれかの試験によって本学での学業に合致した資質を有しているか確認します。
i.指定校制学校推薦型選抜
本学科が指定した高等学校等の学校長の推薦による学校推薦型選抜では、推薦されるに相応しい学力と態度が求められるとともに、本学での学修意欲やコミュニケーション能力を測る面接を行います。
ii.その他の学校推薦型選抜
上記以外の学校推薦型選抜では、応募書類提出までに記載が間に合う高等学校の成績の他に、本学での学修意欲やコミュニケーション能力を測る面接を行います。また、部活動などの課外活動に対する意欲にも注目します。
③ 総合型選抜
総合型選抜では、応募者がこれまで培ってきた能力の長所や効果について説得力を持って説明できる自立性のある姿勢を評価します。その中でも総合型選抜Ⅱ期(グローバル)では応募時までに取得した学外の団体が主催する検定試験や資格試験の結果を中心に評価します。