竹内ゼミ 「労働意欲と労働環境の変化に関する調査(2023年)」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「労働意欲と労働環境の変化に関する調査(2023年)」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 18 期生 中田果歩
足球现场直播,大发体育在线が流行したことにより、人々の働き方に大きな変化がありました。そして、人々の生活が戻りつつある中で、労働者の仕事に対するモチベーションや労働者の環境の変化について興味を持ちました。そこで今回紹介する調査は、マーケティング?リサーチ会社の株式会社クロス?マーケティングが調査を行う「労働意欲と労働環境の変化に関する調査(2023年)」です。この調査は 2023 年 7 月 7 日(金)- 7 月 9 日(日)にクロスマーケティングセルフ型アンケートツール(QiQUMO)を使用したインターネットリサーチで行われ、全国 20-69 歳の男女 1,100 名を対象に行われました。ここでは記載されている調査のうち、特に気になった部分を紹介します。
コロナ禍の期間と比べた働き方の変化に関する質問で、変化があった(同じ仕事だがスタイルが変わった 出社、リモートなど/転職するなどで仕事そのものが変わった/起業した/副業を始めた/仕事を止めて無職になった/仕事をしていなかったが仕事に就いた)と回答した人は、全体で 25% になりました。
そして、変化があったと答える人の中で最も多かった回答が「同じ仕事だがスタイルが変わった 出社、リモートなど」で全体で 11.5%、次いで「転職など仕事そのものが変わった」が 5.1% でした。また年代別に見ると、20 代(n=220)がコロナ禍の期間と比べ働き方に変化があったと回答した人が最も多く 31.8% でした。次いで、30 代(n=220)が 28.6%、40 代(n=220)が 25.9% という結果となり、若い世代ほど変化があったと答える人が多いことが分かりました。
続いて、コロナ禍と現在での仕事に対するモチベーションの変化についての質問では、コロナ禍期間の仕事に対するモチベーションが「高かった」が 6.6%、「やや高かった」が 25.3% と全体の 31.8% の人がコロナ禍期間の仕事に対するモチベーションが高かったと回答しているのに対し、今の仕事に対するモチベーションが「高い」と回答した人が 9%、「やや高い」が 38.7% と、全体の 47.7% の人が今の仕事に対するモチベーションが高いと回答しており、コロナ禍期間より 15.9 ポイント上がっていることが分かりました。
また、仕事に対する具体的な気持ちの変化については、「マスクをしなくなったので、仕事仲間たちの表情がよくわかるようになったので嬉しい」(女性 30 代)や「顧客とのリアルな商談が出来て、相手のリアクションが読めて、やり甲斐がある」(男性 50 代)といったモチベーションが上がったという意見に対し、「リモートワークがなくなり全出社になったため、社内の環境や空気、人間が気になりモチベーションが大きく下がった」(女性 30 代)や「人とのコミュニケーションの変化で少々疲れる」(男性 30 代)など、モチベーションが下がった意見もありました。
本調査から、働く環境に応じて、モチベーションにも変化があるということが分かりました。また、足球现场直播,大发体育在线がきっかけで働き方が大きく変わり、人とのコミュニケーションが大きな課題だと感じました。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社クロス?マーケティング
「労働意欲と労働環境の変化に関する調査(2023年)」
https://www.cross-m.co.jp/report/life/20230712workstyle/
(最終確認日:2023/12/11)。