阿佐美ゼミ セブ、ヴィサヤ大学の皆さんとの交流会で、フィリピンの心に触れる
セブ、ヴィサヤ大学の皆さんとの交流会で、フィリピンの心に触れる
by 異文化コミュニケーションゼミ
私たちのゼミはフィリピン中部のヴィサヤ地方のセブの伝統校、ヴィサヤ大学の学生さんたちと文化親善交流をリモートで行いました。セブ市は歴史ある古い都で、スペインによる植民地時代の建築物が多く残っています。コロナ禍を超えて、その代表でもあるサント?ニーニョ(幼子イエス)教会を中心に盛大なキリスト教のお祭り、シノログ?フェスティバルが大々的に開催されました。グランドフィナーレの1月の15日にはフィリピン各地からダンサーたちが集結し、華やかなパレードが聴衆を魅了したそうです。ヴィサヤ大学の皆さんも誇らしげにお祭りについて語ってくれました。私たちも負けずと日本の魅力を伝えようと頑張りました。以下、ゼミ生たちの感想をご紹介します。
私たちのグループは、漢字について、簡単な象形文字と会意文字の成り立ちをクイズ形式で紹介したり、世界に展開しているファストフードやカフェのフランチャイズ店の、日本にしかないメニューについて紹介しました。皆さんは積極的にクイズに参加してくれて、紹介したものを全部食べてみたいと言ってくれて嬉しく思いました。ヴィサヤ大学側のプレゼンでは、フィリピンの様々なことを紹介してくれました。まず言語については、主要言語が8言語あると紹介され、一緒に発音の練習をしましたが、日本語とも英語ともまた違った発音で、とても難しく感じました。また、国のダンスや国花、国鳥や国魚など、フィリピンを代表する16個のモノについて紹介してくださり、中でも国果であるマンゴーは私自身大好物なので、あちらに行ったらたくさん食べたいなと思いました。他にも、フィリピンのお祭りについて、映像を見たり音楽にノリながら楽しそうに紹介してくれたり、フィリピンの歌を実際に歌ってくれた学生さんもいて、皆さんがとても明るくて、楽しい時間を過ごすことができました。今回は、すべて英語での交流ということでとても緊張しましたが、フィリピンについて知ることができ、さらに日本の文化について、もう一度知るきっかけにもなり、とても良い体験ができたと感じました。(脇坂)
ヴィサヤ大学の皆さんとの交流を通しては、多くの楽しい体験がありました。最初に、異文化を学ぶことができました。加えて、新鮮な気持ちを体験することができました。まず、皆さんがTシャツを着用していることに新鮮味を感じました。私は、1年を通して夏という感覚が未知であったため、改めて日本と異なるということを感じることができました。次に、皆さんからプレゼンの行い方について学ぶことができました。私自身、プレゼンとなると固くなってしまうのですが、皆さんの発表を見ていると、全員が自分自身が楽しむように発表を行っていて、私もプレゼンに取り込まれるように楽しい気分になることができました。また、交流の中で歌を歌ってくださる方がいたのも印象的で、とても良い思い出になりました。このことから私は、プレゼンは1人でやるものではなく、皆で楽しく作り上げるものということを理解できたのです。今回の交流は、すべて英語ということもありとても不安でしたが、無事に成功できて良かったです。また、今回の交流を機に英語に触れる機会を増やそうと感じました。ヴィサヤ大学の皆さんありがとうございました。(金子)
異文化コミュニケーションゼミ3年生としての1年間の活動を通して、最も難しかった交流会でした。それは、今回は英語でないと通じない環境で交流会が行われたので、準備までに原稿やスライドの修正、発表の練習など、今までよりも工夫が必要になったからです。また、ヴィサヤ大学の皆さんは英語が当たり前のように話せるのに対して、私たちは英語に対して苦手意識を持っていたため、緊張した雰囲気が、練習や本番当日でも伝わってきました。緊張感のある中で会がスタートしましたが、zoom上のリアクションやコメントで現地学生の反応を見ることができ、私たちの拙い英語が届いていると実感することができました。皆さんは、各自、セブの歴史や文化、特徴などを私たちに伝えてくれました。中には、歌を披露してくれる学生、ルイ君もいました。また、その彼に歌のアンコールをお願いしたところ、快く承諾してくれて、さらに彼が楽しげに歌うことで、私たちも画面越しではありましたが、ノリノリになりながら交流をすることができ、言語による壁があっても、音楽やダンスのノリは世界共通なのだと、改めて実感しました。英語に苦手意識のあった私たちですが、彼のパフォーマンスを見て、たくさんの生徒が英語でコメントしている様子も伺えました。彼のおかげと言っても過言ではないくらい、交流会が盛り上がったと思います。この交流会を通して感じた事は、日本人の英語力の向上が必要だということです。特に、大学生になると英語を学ぶ人や第二?三言語を習得する人と、何も学ばない人の二極化する傾向がありますが、このような機会を経験したからこそ他言語の学習の重要性を実感しました。また、これまでの交流会に共通していることは、日本人特有のシャイな性格が明白であることです。しかし、この交流会の経験があったからこそ、これまでの活動は今後に活きてくると思い、非常に貴重な体験が出来たと感じました。(小野)