阿佐美ゼミ ブルガリアでは「はい」のときに首を横に振るって、知っていましたか?
ブルガリアでは「はい」のときに首を横に振るって、知っていましたか?
by 異文化コミュニケーションゼミ(小野グループ)
ボディランゲージも国によって様々ですが、「はい」の意味で首を横に振り、「いいえ」の意味で縦に振る国は珍しいですね。そのブルガリアからゲストをお迎えしました。一橋大学大学院(言語社会研究科)で修士課程を修めたヴィオレタ?ゲオルギヴァさんです。
今回はブルガリアの食や歴史、イベントや有名なもの等、今まで知らなかったブルガリアのことを知ることができ、いつか行ってみたいという気持ちがとても強くなりました。アヨーグルトの縁で、日本の岡山市とブルガリアのプロヴディフ市は姉妹都市となっているとお聞きしました。ブルガリアへは日本からはとても遠く、移動時間も丸一日かかってしまうようですが、遠い距離のある国とも深い関わりがあること、異文化交流を深めていくのには距離は関係ないのだなと改めて思うことが出来ました。またブルガリアの社会問題のひとつとして人口減少が挙げられていました。ブルガリアでは若者が減ってきているので就職が簡単だが、ブルガリアから出ていく人が多いのだそうです。私は地方出身で東京に上京したので、ブルガリアの若者の気持ちが分かるような気がしました。同じような社会問題を持っているブルガリアに対して、積極的にこれからも調べ、関心を深めていきたいなと強く感じました。(小川)
ヴィオレタさんのお話からは、ブルガリアの基本情報、ブルガリアの成り立ちなどの歴史から現在の社会問題まで、ブルガリアについて詳しく知ることができました。中でも、日本とブルガリアは友好関係にあり、意外にもたくさんの交流があったことに驚きました。ヴィオレタさんが日本に来た理由は、日本には沢山の好きなことが見つかり、日本の生活?文化が気に入ったから、とお話ししてくださいました。また、ヴィオレタさんの好きな日本のアーティストについてお聞きしたところ、とても楽しそうに話しているのが印象的で、全体のお話からも日本が好きだという気持ちが伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました!(倉本)
ブルガリアの行事の文化が意外にも日本と共通している点がありました。「ケケリ」をはじめ、お年玉をもらえる「スルヴァカネ」などの文化もありました。このように似ている部分がいくつかあるにもかかわらず、日本との交流は少なく、岡山県と交流を持っているくらいで、ブルガリア人も、日本に対する印象は希薄であると感じました。これからは県だけではなく国単位で交流を持ってほしいと思いました。社会的な面で印象に残ったのは、ブルガリアと日本の共通点として、少子高齢化が挙げられました。しかし、その原因は日本と異なっており、簡単に言えば、仕事の種類が少なく、他の国に出て行ってしまうというのが現状であるブルガリアに対して、日本は晩婚化などが原因で、この違いに驚きました。ヴィオレタさん自身について質問をしてみると、私たちが知らなかった日本のアーティストを紹介してくれて、ゼミ一同新たな発見がありました。また、とても印象的だったのは「推し」という言葉の発言です。お話を根掘り葉掘り掘り下げると、ヴィオレタさんの日本に対する愛が伝わり、チャーミングな部分を見ることができました。(小川)
ヴィオレタさんにブルガリアに関するたくさんのお話を伺うことが出来ましたが、私自身ブルガリアに対しての知識がとても無知だったと感じました。ヴィオレタさんはブルガリアの食文化や社会問題だけでなく、現在の教育や就職活動、スポーツ、エンターテイメントなどたくさんのことを教えてくださり、日本と比較して考えながらとても楽しく学ぶことが出来ました。またご自身の趣味である日本のアーティストに関してもご紹介してくださり、日本に住んでいながらもまだ知らなかったことまで知ることができ、とても面白かったです。さらにブルガリアについてだけでなくさまざまなお話をしてくださり、多くのことを学ばせていただきました。授業を受ける前と比べてブルガリアに関する知識が増えてより関心を抱いた為、今回学んだ知識を踏まえて、ブルガリアの文化や社会情勢についての学びをこれから深めていきたいと思いました。(平沼)