阿佐美ゼミ 日本に恋したイタリア人女性、ロザルバさんをゲストに迎えて
日本に恋したイタリア人女性、ロザルバさんをゲストに迎えて
by 異文化コミュニケーションゼミ(金子グループ)
今年度、お二人目の外国人ゲストはイタリアの美しい島、イスキアご出身のロザルバ?ディ?メッリオ氏でした。ナポリ東洋大学日本語学科を卒業後に来日。長らくイタリア語講師、日伊通訳?翻訳、コーディネート等のお仕事をされてきました。ゼミの皆はイタリアに興味津々で、お話は大いに盛り上がりました。
今回の交流を通して私は、自分はイタリアのことについて知らないこと、驚くことがたくさんありました。まず、私は、イタリアでは食べ物をシェアすることがあまりないということに驚きました。日本のお酒の席などでは、食べ物をシェアして楽しむことが多いのですが、イタリアでは自分で注文したものは自分一人で食べるのが普通だそうです。次に、イタリアでは今の流行として、男性はお肌ツルツルの方がモテるというお話に驚きました。なぜなら私の中では、ラテン系の男性は体毛が濃い、マッチョな感じが好まれるという印象であったからです。 このように、イタリアについて驚いたことも多くありましたが、何より私はロザルバさんが日本の好きなところについて楽しそうに話して下さったことが最も印象的でした。なぜなら、日本人として、外国人の方が日本のことを好きになって下さることがとても嬉しかったからです。今回の反省点としては、気になっていたことがたくさんあったのに、緊張して聞きたかったこと全てを質問できなかったことです。次のゲストがいらしたときは、もっと色々とお尋ねするよう頑張りたいです!(金子)
ゲストスピーカーのロザルバさんとゼミ生で自由なテーマでお話しする〈フリーカンバセーション〉の形式で、私たちの興味?関心に合わせたお話が聞けました。私が特に印象に残ったお話は、「食文化」についてです。イタリア人は、選んだものをたっぷり食べるため、日本人のように少しずつ味見をするというような、料理のシェアはしないことを知りました。他にも、イタリアのお正月では、お金がたくさん入ってくるようにレンズ豆が食べられていることも知りました。縁起のよい食べ物を食べる慣習は、日本のおせち料理や年越しそばと似ているなと思いました。また、イタリアでおすすめの場所を伺ったところ、ヴェネツィアで2月に行われる幻想的なカーニバルの美しさや、愛らしい家々が立ち並ぶチンクエ?テッレを教えていただきました。イタリアへ旅行に行く際は、是非、訪れたいです。今回のロザルバさんのお話は、どれもおもしろく、興味深い内容ばかりでした。最初から最後まで、とても楽しくイタリアについて学べました。(大高)
今回、ロザルバさんにはイタリアの文化、恋愛観、社会問題まで幅広くお話を伺う事ができました。お話の中で特に印象に残った言葉は、イタリアの方々は自身の年代に関わらず、自分の着たい服を着る、自分自身が一つのブランドとして生きているという言葉です。そのためハイブランドをアイテムとして一つ持つことや、周りの目を気にして暗い服を着る事などはあまり無いそうで、日本人はハイブランドに対して憧れを強く持つ傾向にあると度々感じる私にとってイタリアの方々の考え方は新鮮であり、自信があってかっこいいなと感じました。また、イタリアにおける社会問題として移民の増加に触れさせていただきましたが、ロザルバさん自身の見解から何故移民の受け入れに反対する人が多いのかをニュース記事を基に話していただき、人間同士のコミュニケーションの難しさを改めて考える大事なきっかけとなりました。全体を通してフリーカンバセーションであった事もあり、とても濃い時間が過ごせたと思います。本当にありがとうございました!(柳井田)