竹内ゼミ 「予防医療やスマートヘルスケアなど、新しい医療の取り組みに対する意識調査」の紹介
『女子目線』のデータサイエンス:「予防医療やスマートヘルスケアなど、新しい医療の取り組みに対する意識調査」の紹介
※行動計量学ゼミ(竹内ゼミ)では、女子目線で気になった統計調査?統計データを読み取り、現代社会の動向?傾向を紹介していきます。
第 16 期生 松本真結
私は、予防医療やスマートヘルスケアなどの新しい医療の取り組みに対する意識調査について紹介します。なぜこの話題を取り上げたかというと、平均寿命が伸びて健康寿命などが注目されている中、年代別の健康に対する意識や医療の進歩に対してどのような意識があるのか気になったからです。この調査は株式会社マクロミルが 2018 年 12 月 11 日に実施したインターネット調査で、全国 20-69 歳の男女、1,000 人を対象に行われました。以下はこのマクロミル調べの結果を紹介します。
予防医療とは、3 段階に分かれていて 1 次予防は、運動や生活習慣の改善など疾病を未然に防ぐ行為、2 次予防は、人間ドックや健康診断など病気の早期発見?早期治療のこと、3 次予防は、リハビリなど重症化した状態から社会復帰するための行為のことを言います。
予防医療の今後の取り組み意向を見てみると、「積極的に取り組みたい」が 27.3%、「まぁ取り組みたい」と答えた人が 61.9% で予防医療に興味を持っている人が多いことがわかりました。さらに、内容についても複数回答で質問では、「運動」が 62.4% で最も今後取り組みたい予防医療となっています。そこで、便利なのが IT 技術を活用した新しい医療サービスの仕組みであるスマートヘルスケアを活用した医療サービスといわれています。しかし、自分の医療?健康データが医療機関等で活用されることへの抵抗感を感じている人は、20-60 代の男女合わせて 40% に対して 40-50 代の女性は、半数以上が抵抗ありと答えていて、特に抵抗がある人が多くなっていることがわかりました。
私の意見としては、個人情報が心配だという意見もわかるが、健康寿命を伸ばすため今後の予防医療を支えるには、最新の技術を使うことが重要だと考えます。そのため、利用者の抵抗感を無くすために利用するにあたって、医療機関が丁寧な説明をするべきだと考えます。
その他、調査の図表、詳細等につきましては下記の参考文献をご参照ください。
参考文献:
株式会社マクロミル(2018)予防医療やスマートヘルスケアなど、新しい医療の取り組みに対する意識調査、市場メディア HoNote、
https://honote.macromill.com/report/20181220/
(最終確認日:2021/05/21)