学科教員ブログ(2019年度)
生活文化学科教員から、講義や研究などについて情報を発信します。
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幼児保育専攻には小学校教諭をめざす「幼小コース」があります
(南雲成二?髙橋桂子)
生活文化学科幼児保育専攻は入学後、幼稚園教諭か保育士を目指す「幼保コース」と、幼稚園教諭か小学校教諭を目指す「幼小コース」にわかれて学びます。定員45名のうち、多くは「幼保コース」ですが、毎年、10名前後の学生さんが「幼小コース」を選択しています。
この「幼小コース」を卒業して、教員採用試験に合格して小学校教諭になった卒業生の数は27名(2019年8月現在)。首都圏を中心に活躍しています。
フライヤーを作成しましたので、どうぞご覧ください。
大学院進学説明会を開催しました(髙橋桂子)
11月14日(木)の昼休み、「大学院への招待」としてⅣ館437教室にて大学院進学説明会を開催しました。プログラムは、大学院進学の概要?カリキュラム?入学試験?学費?奨学金 (髙橋)、心理支援分野 (長崎?塩川)、家庭科教育分野 (細江)、幼児保育分野 (松田)で、1年生から4年生まで10名強の学生さんが集まってくれました。
本学生活科学研究科(大学院)に進学して、生活や環境の観点をもち、心理支援?家庭科教育?幼児保育の学問を探究して実践力を身につけた高度専門職として現場で活躍することもできます。修士課程から博士課程にさらに進学することで、研究者になる新たな道もひらかれます。本学科からも大学院進学の選択肢が出来たことは、みなさんの潜在能力を発展?開花させることができる大きな第一歩です。恐れず、何事にも関心をもって専門領域をさらに深めるためにチャレンジし続けてくれることを願っています。
この説明会はこれからも適宜、開催していきます。学内に掲示しますので、よく見てくださいね。
椿山荘でテーブルマナー講習会(担当:髙橋桂子)
「生活心理演習」(担当:細江?髙橋)の授業の一環として、常磐祭(渋谷)準備の全学休講日に生活心理専攻の4年生たちが椿山荘(目白)でテーブルマナーの講習を受けてきました。生憎の雨模様でしたが、ホテルバンケット棟の最上階からみえる池袋、日本女子大学や早稲田方面の高層ビル、また椿山荘庭園から肥後細川公園に至る一面の緑の都会的雰囲気が、わたくしたちの気分を一層、盛り立ててくれました。
一口にテーブルマナーといってもイギリス式、フランス式やアメリカ式があること、レディとしての食べ方など、たっぷり2時間強にわたってレッスンしていただきました。
「生活心理演習」ではビジネス英会話、華道?茶道?装道体験やHP作成など、チョット出来る社会人を合言葉に勉強してまいりました。テーブルマナーはこの総集編。いかがだったでしょうか。社会生活での皆さまのご活躍をお祈りしています。
11/9~10 常磐祭(日野キャンパス)情報!
「なかよしカフェ2019」
長崎ゼミでは、今年も11月9日(土)-10日(日)の学園祭(常磐祭)で、「なかよしカフェ」開店です。
今年は、スペシャル?ニーズのあるA君に加え、A君の同級生の男の子、保育園の年中さんの男の子の3人が店員さんとして参加し、「子どもカフェ」で、カルピスを無料で振る舞います。
10日(日)13時-14時30分には、「スペシャルニーズのある子供のための包括的発達支援プログラム開発と実践-音楽でつながる?音楽と生きる-」も開催されます。
秋の日野キャンパスに是非おいで下さい。
■2019年度?実践女子大学学園祭?常磐祭
なかよしカフェ-スペシャルニーズのあるお友達と一緒に-
【日時】:2019年11月9日(土)10-14時
10日(日)10~12時 ★11-12時A君店長登場
【場所】:実践女子大学日野キャンパス1号館2階121教室
■2019年度?実践女子大学学園祭?常磐祭「なかよしカフェ」フォーラム
スペシャルニーズのある子供のための包括的発達支援プログラム開発と実践
-音楽でつながる?音楽と生きる-
【日時】:2019年11月10日(日) 13:00~14:30(大学学園祭2日目)
【場所】:実践女子大学日野キャンパス1号館2階121教室
【主催】:実践女子大学 生活科学部 生活文化学科 長崎ゼミ学生
*アサヒ飲料株式会社のご協力で「カルピス」のサービスがあります。
★本企画は「実践女子大学 足球现场直播,大发体育在线元年度 ゼミナール等による学術的な活動活性化費」の補助を受けています。
【スケジュール】
司会進行:安部瑞帆?村上有咲(生活文化学科)
企画趣旨:安部瑞帆
第Ⅰ部 介護職として働くダウン症?Mさんの歩み
1.私の仕事、私と音楽—介護職としてはたらく、地域楽団で楽しむ— Mさん
2.Mさんを育てて伝えたいこと Mさんのお母様
第Ⅱ部 人と人をつなげる音楽の力
3.A君の音楽活動による成長 鈴木はるみ?八嶋佐紀子((社)でんでん虫)?
杉山志津枝(明星大学通信教育部大学院)?中田千絵(生活文化学科)
4.特別支援学校?幼稚部での音楽活動の可能性 根岸由香?若井広太郎(筑波大学附属大塚特別支援学校)
5.音楽活動による地域へのコンサルテーション 渡邉紀子((社)でんでん虫)
6.専門の立場からコメント
1)音楽教育の立場から:越山沙千子(実践女子大学生活科学部生活文化学科)
2)小児科学?サックス奏者の立場から:塩川宏郷(実践女子大学生活科学部生活文化学科)
7.参加者からのコメント?ご意見
第Ⅲ部 Mさんの演奏?みんなで奏でよう、音楽
8.Mさんのエレクトーン演奏
9.参加者とともに奏でよう、音楽。
★詳細は、長崎研究室公式twitter「実践女子大学 長崎研究室(@JJ_nagasakiken)」をご覧ください。
「生活経済論演習」では5社、訪問しました(担当:髙橋桂子)
2019年7月30日
2019年度前期開講の「生活経済論演習」は、副題を「企業訪問を通して自分を知る」として、①自分の関心がどこにあるのか明確にした上で企業調査を行い、同業他社との比較を通して関心をより明確なものにすることができる、②訪問時には1回以上、質問を発することができる、という目標を設定して講義を展開しました。
今年度の履修学生数は26名で、各企業定員15名と設定。学生は3社(教職取得者は2社)以上訪問することとして履修者を割り振って実施しました。訪問させていただいた企業は、住宅メーカーの旭化成ホームズ(神保町、敬称略、以下、同じ)、金融機関から三菱UFJ銀行(恵比寿)とSMBC日興証券(立川)、カード会社のVISAワールドワイド?ジャパン(丸の内)と福祉領域からベネッセスタイルケア(初台)です。
5社のうち、今年度が初めての訪問となったのは旭化成ホームズでした。学生たちから出た訪問希望理由には、①増えている「共働き夫婦」に特化した賃貸住宅fufuがあること、②共働き家族研究所をもち、男性の家事参加を住宅面からサポートする研究を継続して実施していること、などが挙げられました。
訪問前の作業は、同業他社との比較結果をもとにした質問文とオリジナル名刺の作成。訪問先には15分前集合(厳守)。もっともこれらは「フィールドワーク1」や「フィールドワーク2」の講義を通してすでに習得済で難もなくスムーズでした。会議室では1人1人、名刺を交換させて頂くことから始まりました。事前に、冒頭の挨拶を行う学生、締めの挨拶を行う学生を決め、あとは1回以上、質問しようが合言葉。帰着後は、学んだことをA4サイズ1枚以上のレポートにして3日以内に礼状とともに提出してもらいました。
集合写真の笑顔がすべてを物語っています。企業訪問の緊張感から解放され、心地よい充実感が伝わってくるようです。ちゃんと質問できた、自分の質問に大人たちが丁寧に答えてくれた、良い質問ですねと褒めてくれた! ひとつひとつの小さな、小さな手応えが、学生たちを成長させてくれるのです。
お忙しい中、貴重な学びの場を与えてくださいました皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
引き続き、ご指導賜りましたら幸です。宜しくお願い致します。
6月16日(日)オープンキャンパス開催!(越山沙千子)
2019年6月15日
6月16日(日)日野キャンパスでオープンキャンパスを開催します。
生活文化学科も参加しますので、ぜひ日野キャンパスにお越しください。
学科ガイダンス(専攻別となっております)第1回 10:50-11:10、第2回 13:40-14:00
模擬授業…11:20-12:10
生活心理専攻:水野いずみ「どうやったら食べものが売れるか?! あなたも知らないうちに、心理を読まれているかも!?」
幼児保育専攻:井口眞美「「お店やさんごっこ」を通して 子どもが学ぶものとは? 奥深い「遊び」の世界を覗いてみませんか?」
学科ツアー…第1回 12:10-12:40、第2回 14:00-14:30
講義や演習を行っている教室を見学することができます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
家庭科教員免許取得予定者による第1回情報交換会を開催しました
(髙橋桂子?細江容子)
2019年6月1日
生活文化学科生活心理専攻では、認定心理士、社会調査士などの資格に加えて、教員免許「家庭」(中学?高校)が取得出来るという特色があります。毎年、何人かは中高の免許を取得し、教員採用試験に合格して教諭として教壇に立って活躍しています。
この5月22日(水)、昼休みの時間、本年度教育改革事業経費を用いて、家庭科教員免許取得希望者を対象とした「第1回情報交換会」を実施しました。登壇者は、まさにこれから教育実習が始まるという4年生。参加者は1年生と2年生、15人強と教員4名でした。内容は、教職課程の履修はどうなっているのか、多くが再履修となる授業には、どのような対策を立てればよいのか、教職免許の取得と就活をどう両立させるのかなど、多岐にわたりました。
今年度の4年生は、1年次に教員免許取得を希望した方がほぼ残ったという歩留率の高い学年です。キーワードは「団結」。学科内だけでなく、学科を超えて免許取得希望者が相互に協力しあい、励ましあって、頑張ってきたようでした。下級生からの質問も授業以上に活発で、双方にとり実りある情報交換会となりました。
第2回目の情報交換会は、教育実習から戻ってきた7月に実施します。教育実習の実態、教育実習で学んだことや対処に困ったことなどを話してくれる予定です。
このような試みは、4年生の協力がなくては成立しません。今回の情報交換会は、教員からの提案ではなく、4年生たちから「教員免許取得に関する情報を、直接、下級生たちに伝えたい!」との熱い想いがあって開催の運びとなったものです。向学心に溢れ、情報を共有し、他者とあたたかい関係を築く能力を備えた彼女たちは、仕事でいかなる場面に遭遇しようとも、くじけることなく、持ち前のレジリエンス力で頑張っていけることを再確信しました。幸多からんことを!
創立120周年イベント
「実践女子学園フェスティバル(J-フェス)」参加(田中正浩?島﨑あかね)
2019年5月31日
5月11日、12日と開催されたJ-フェスに、生活文化学科は「生文カフェ&けん玉体験-日野と繋がる 日野で学ぶ-」をテーマに出展しました。両日共に多くの方に立ち寄っていただきました。
カフェ店頭では、授業やボランティアでお世話になっている地元?日野市の障害者就労支援施設「わーく?わーく」のクッキーやパウンドケーキを主に販売しました。東ティモール産のフェアトレードコーヒーも淹れたてを飲んでいただき、いずれも売れ行きはまずまずで、何よりも「美味しいです」という言葉が嬉しくもありました。店内では、卒業されて何十年という方々がコーヒー片手にお話をされている中に加えていただき、学園に纏わる思い出話のお裾分けをしてもらいました。
また、障害のあるお子さんの発達支援プログラムとして、カルピスづくりを通したコミュニケーションの促進方法について開発研究を行ってきた長崎ゼミでは、アサヒグループホールディングよりカルピスの提供を受け、販売しました。カルピスの売り上げは全額、福祉施設に寄付することになっています。
カフェ内に展示し、また、お客さまにお配りしたのは、生活心理専攻の教員が各自の専門分野をもとに作成した、ユニークなメニューと、「広がる!けん玉からの学び」と題し、けん玉でどのような遊びや学びが可能かを幼児保育専攻の教員が各自の専門性から提案し、作成したランチョンマットです。
12日には、オープンキャンパスも同時開催され、学科説明、模擬授業を受けた参加者がけん玉体験コーナーや生文カフェに足を運んでくれました。在学生とコーヒーを飲みながら、歓談し、学科のことを知っていただける絶好の機会になったのではと思っています。
来場者の皆様、ありがとうございました。(田中正浩)
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~けん玉チャレンジ~
Jフェスにおける学科ブースの一角では、「けん玉チャレンジ」と題して何人の方が大皿に球をのせることができるかに挑戦していただきました。
最初は、「けん玉なんてできな~い」と敬遠していた中高生、「学童でやっていたから得意!」という小学生、初めてけん玉にチャレンジしてくれた大学生など、幅広い年齢の方がたくさん挑戦してくれました。また、保護者やOGの皆さん、教職員のみなさんも懐かしそうにけん玉を手に取って参加してくれました。中でも、初めてけん玉を手にした小学生の男の子は、コツを掴むまで黙々と1時間近くチャレンジし続け、最後には何回も成功することができました。成功した時の男の子の達成感に溢れた満面の笑みは、周りで見守っていたお母様を始め、私たちの心を温かくしてくれた瞬間でした。
2日間で約450人の方がチャレンジしてくださり、『けん玉』を通して伝承遊びの楽しさとともに、多世代交流?異年齢交流の重要性を改めて実感することができました。(島﨑あかね)
就職活動、頑張れ!(担当:髙橋桂子?細江容子)
2019年4月11日
生活心理専攻では、4年生の必修科目として「生活心理演習」という授業があります。これは副題「大学から社会へ」が象徴するように、学生から一人の社会人へとソフトランディングしていくために是非とも必要と考える教養、文化などの素養を身につけましょう、という体験型授業です。ビジネス英語を学んだり、HP作成のスキルを磨いたり、また日本の伝統文化である華道?装道?茶道をたしなんでみたりします。3年前から始めた科目ですが、学生たちに大人気です。
就職活動が解禁して1ヶ月、選考面接を迎える前のこの時期に、礼法とメーク講座を開催しました。礼法では、お辞儀の仕方はもちろんのこと、大人の女性としての立ち振る舞い、考え方、他人との接し方などについて教えていただきました。続くメーク講座では、ポイントはベースと眉であること、美人眉をつくるための黄金比も教えていただきました。自己流のお化粧を修正してくださり、丁寧に教えていただきました。モデル希望者も多く、パーツ単位での募集となったほどです。
立ち振る舞い、大人の女性としての心構えなどを学んだ後に、化粧を通して美人になるという一連のプロセスを体験することで、学生さんたちもきりっと引き締まり、自信に溢れ、快活な様子にプログラムを企画した教員としても、満ち足りた、幸せな気持ちになった1日でした。
就職活動、頑張れ!