【幼児保育専攻】保育実習2a(保育所)がスタートしました!
夏休みの最中ですが、幼児保育専攻 幼児保育コースの4年生は、現在、学生生活最後の保育実習に臨んでいます。保育士資格取得に必要な法定実習は、3回あります。本学では、3年生の6月に保育所で、その後、3年生の冬までに児童養護施設や児童発達支援センター等のうち1箇所で施設で実習を行います。3回目の実習は4年生の夏休みから冬にかけて、保育所?施設のいずれかを学生が選択して取り組みます。今、この最後の保育所実習がピークを迎えているのです。
実習期間中は、幼児保育専攻の教員が実習先へご挨拶に伺い、ご指導くださる実習先の先生から学生の様子をヒアリングしたり、学生と二者面談をしたりといった訪問指導を行います。先日も、実習園の園長先生からお褒めの言葉をたくさんいただいたので学生にフィードバックしたところ、とっても嬉しそうでした。中には、緊張がほぐれたのか、涙をこぼす学生の姿もみられます。自分の取り組みは、現場の先生からどのように思われているのだろうか、あの時、本当はどのようにすれば良かったのだろうか、等々、実習生の緊張や不安は尽きません。保育には残念ながら「正解」がないのです。試行錯誤しながら、子どもたちに教わることが大切です。失敗だって、たくさんしてくるように伝えています。自分の人間性を思い知ることもあるでしょう。生きた学びができる、これこそ実習の醍醐味と私は考えます。
どの学生も本当によく頑張っているので、私などは別れ際に思わず「また大学でお会いしましょうね!」と笑顔で手を振ってしまうほどです。彼女たちの成長に心から喜びを感じています。その成長に至るには、本人にしか分からないストーリーがあるはずです。
「自己研鑽」という言葉には、「研(みが)く」という字が含まれています。紙やすりを思い浮かべてみてください。磨きあげるとそれまでのザラザラやトゲトゲがピカピカ、ツルツルになりますね。でも、磨いている最中は、どうでしょう?ちょっぴり痛みを伴うかもしれません。学生たちは、みな原石です。ピカピカに磨かれて春には大学を巣立っていきます。今は、最後の仕上げの時期。「おかえりなさい!」と両手を広げてお迎えできるその日を教職員一同、心待ちにしています。大丈夫!自分の選択を信じて、一歩いっぽ一緒に歩んでいきましょう!
(文責:野尻 美枝)