一歩踏み出し、私らしいガクチカを得た!学生記者プロジェクトの報告
美学美術史学科の授業「グローバル?アート?スタディズf」は、考えたことを言語化し明確に伝える技術を磨きます。さらに、国際的な舞台で物怖じせずコミュニケーションができる人材を育成します。この授業を履修した黒澤莉沙子さん(美学美術史学科2年生)が、国際芸術家センター主催の「学生記者プロジェクト」に参加しました。レバノン大使館の取材や「地球スペシャリスト講座」についてリポートします。
「学生記者プロジェクト」報告 黒澤莉沙子
「学生記者プロジェクト」は、各国の大使館?領事館の取材を通して国際文化の理解を深めることを目的としています。前期の授業「グローバル?アート?スタディズf」の履修者を対象に、学生記者の募集が告知されました。
「学生記者プロジェクト」の活動は2021年9月から本格的に始まり、12月にレバノン大使館への取材を行いました。
私がこの大使館記者に応募した理由としては、今まで勉強してきた英語力を発揮するチャンスであること、また大使館の取材という、これまではもちろん今後もなかなか体験することのできない貴重な機会であると感じたからです。
さらにコロナ禍で大学生活が1年生の頃から制限されてばかりで、授業も多くがオンライン、部活?サークル活動にも参加しておらず、「自分の大学でやりたいことって何だろう、このままではあっという間に大学生活が終わって、貴重な時間を無駄にしてしまう」と感じていたため、どんなことでも挑戦してみよう!と思ったことが最大の理由です。
大使館の取材について
他大学の学生3人で構成されるレバノン大使館の取材チームに、私は所属していました。大使館のバシールさん、国際芸術家センターの方々に支えていただき、取材を進めていきました。
取材の流れとしては、バシールさんのレバノンに関するプレゼンを聞いた後に、私たちが事前に用意した質問に答えていただきました。たとえば、レバノンの国旗に杉が施されていることから、レバノン杉の用途、またレバノンの訪れるべきスポットについて私から質問をしました。
取材記事については、学生記者それぞれの記事を、国際芸術家センターの方にまとめていただきました。
大使館への取材から学んだこと
今までに英語を学習していたとはいえ、やはり実際に外交や国際社会で使われている英語を完璧に聞き取ることや、伝わりやすい発音で話すことは簡単ではないと感じました。ですが、自分から積極的にチャレンジし、実際に“やってみる”といった大切さに改めて気づくことができました。
その後の活動の様子
その後の活動の様子としては、国際芸術家センターによって開催される「地球スペシャリスト講座」への参加、司会?進行を務める機会をいただきました。
コロナ禍で、大学でもそのような経験がなかなかできない中で、貴重な体験をさせていただいております。スタッフの方々と連携をとりながら、講座を進めていくことは簡単なことではありませんが、本格的に社会人になる準備としても、貴重な体験だと感じています。
感想
1年生の頃から、オンラインでの授業?イベント、自粛生活など閉鎖的な学生生活を送っていました。そのため自分がこのプロジェクトに参加しても大丈夫なのか、という不安がありました。ですが、必ず自分のためになると信じて一歩踏み出せたことが、今では自信になりました。“ガクチカ”がほとんどなかった私にも、一つの武器、アピールポイントを持つことができたと思っています。
高校生の頃は、大学生になったら自由も効くし、何でもできる、と思っていましたが、
チャンスや自分の成長の機会は、自分で掴みにいくアクションを起こさなければ、何も始まらず、ただ漫然と学生生活を4年間過ごして終えてしまうと実感しました。
長く感じられる4年間ですが、気が付けばすでに折り返し地点です。今後も「大学生」という今しかないブランドを最大限に生かして、学内?学外問わず、積極的にさまざまな分野の物事に挑戦していきたいと思います。