デザインゼミ学長賞!第8回常磐祭にて
去る2021年10月9日(土)、10日(日)、渋谷キャンパスにて第8回常磐祭が開催され、例年通りデザインゼミも無事出展することができました。その上、研究成果を評価していただき、学長賞「研究部門」をいただくことができました。ありがとうございました。
緊急事態宣言は明けるのか、感染者数は増えないかなど、直前まで実施の方向性が決定できないという大変な状況の中、開催までこぎつけていただいた実行委員会の皆様はじめ、関係者の方々には大変お世話になりました。
デザインゼミでは毎年、前期に研究した内容を夏休み中に作品やプログラムなど具体的なものとして仕上げ、後期始まってすぐ、10月開催の常磐祭にてプロセスとともに発表しています。そしてその場で来場者の方々からいただく様々なナマのご意見を踏まえて、12月の提出に向けて卒業論文を完成させます。
4月当初は授業で体験したことのない論文の文字数に不安だらけのゼミ生たちですが、実際に作品を仕上げ、発表した後にその内容を振り返ると、制作している間には気づかなかったそのヴォリュームに驚くという逆転現象が起こります。
成果のみを見るとスッキリとシンプルですが、そこに至るために行った様々な実験や採用されなかった案など、そのプロセスは膨大なものになるのです。
優れた研究として認めていただいた内容を、今度はいかに文章として卒業論文にまとめるかが次のゼミ生たちの課題となります。
今年も無事期日までに提出できるように指導しつつ、ゼミ生たちの奮闘に熱いエールを送りたいと思います。
(しかし、デザインゼミは卒業論文を書き上げて終わりではありません。さらに全ての研究プロセスをまとめたポートフォリオを作成して修了となります。毎年それぞれ見応え十分、見事なものが出来上がります)