岩手県久慈市の闘牛大会で、本学学生が開発したオリジナルグッズを販売しました(10/15)
10月15日(日)に、岩手県久慈市山形町で開催された「平庭闘牛大会もみじ場所」において、本学の学生が開発した「アクリルタンブラー」と「スプーン」を販売しました。
本プロジェクトは、久慈市と本学の社会連携の一環として2021年より行っており、3回目となる今年も、大会を盛り上げるべく奮闘しました。
※同闘牛大会は、年4回定期開催される大会のうちのひとつで、久慈市の観光行事として定着しています。
学科?学年を超えて5名の学生が参加
今年度のプロジェクトメンバーは、公募で選ばれた大学2年生1名、大学3年生3名の計4名。また、昨年の商品開発メンバーの1人も参加し、自身の経験をもとに後輩たちにアドバイスをしました。
本プロジェクトは商品企画から販売までの一連の流れを経験でき、学生それぞれが自身の自己成長に繋げることができました。
オリジナルグッズの制作と販売
今回、「もみじ場所」ということもあり、学生同士で話し合い、秋らしいオレンジ色の闘牛をイメージした牛のキャラクターと、もみじのイラストを入れたデザインに決定しました。商品には、学生の手書きメッセージカードとお菓子も入れて、心を込めてラッピング。もみじ場所当日は、自分たちで企画?開発した商品を、闘牛場入口付近の売り場だけでなく、観覧席を練り歩き販売活動を行いました。当日はあいにくの雨となり、寒さに耐えながらも、地元の方や来場者の皆様のあたたかい歓迎の中で無事に活動をすることができました。
また、地元の自然や郷土料理である「まめぶ汁」などの食文化にも触れ、有意義な時間を過ごすことができました。
この活動を受け継いでいく
学生は約3か月間、闘牛大会当日に向けて準備を進めてまいりました。
まずは久慈市役所の方のお話などを参考に久慈市や闘牛大会について知り、その良さを広めるために、SNS(Instagram)による情報発信も行っています。昨年度より100名以上フォロワーが増え、現在ではフォロワー数500名を突破しています。この結果に、久慈市役所の方からも「魅力を発信してくれて嬉しい。ぜひ見習いたい」とお褒めの言葉をいただきました。
この活動をとおして、久慈市との連携を今後も受け継ぎ、次年度に向けて準備を進めてまいります。
参加学生の声
◆都会では味わえない自然の多さや人の温かさを感じることが出来ました。また、商品が売れたことへの達成感を感じることが出来ました。
◆今まで参加したボランティアでは、1日や数日間といった短い期間のボランティアしかなく、学生が主体的となって活動することが初めてだったのでやりがいを感じました。
◆昨年とは異なる形で参加でき、新たな経験や学びを得ました。後輩への助言など難しい点もありましたが、再び久慈市や闘牛の魅力発信に関われたり、様々な方と交流ができたりして嬉しかったです。
◆地元の方々のあたたかさに触れられたことが最大の魅力でした。商品を一緒にラッピングしていただいたり、私たちのことを全て受け入れていただいて、大会の日もずっと応援していただいて、とても嬉しかったです。また、このボランティアを通して人との繋がりの大切さを学びました。この出会いに感謝し、また久慈市に行けるように頑張ります。
◆今回、久慈市役所の方やまめぶの家の方、それに限らず地域の多くの人と温かな交流を行うことができました。Instagramで「岩手県を盛り上げてくれてありがとうございます」とコメントしてくださったり、大会当日も「頑張って」と多くの人が声を掛けていただいた時、活動に対する強いやりがいを感じました。このような久慈市の人々との交流によって、全く知らなかった土地が自分にとって大きな意味を持つ場所へ変わりました。また、地域の人々から聞いた話は、少子高齢化や人口流出による地域の過疎化という問題について深く考える契機にもなりました。この活動を、地域振興について考える際の手掛かりにしていきたいです。