英語学 教員紹介
村上 まどか
生成文法における動詞移動が最大の関心分野です。関連して英語の仮定法?命令法、notの位置といった問題を、あるときは英語史を掘り下げ、またあるときはヨーロッパ諸言語と比較しながら研究しています。比較検討していると、諸言語はさまざまに異なるけれども、人間言語としては本質的に同じであると気づかされます。その同じところは何か、それでは相違点をどのように説明するのか、に理論研究の面白さがあります。
統語論のみならず、英語学全般を指導いたしますので、院生の興味と希望に合わせて対応することができます。
所属学会 |
近代英語協会 |
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論文 | |
書評 |
The Evolution of Negation: Beyond the Jespersen Cycle, Pierre Larrivée and Richard Ingham (eds.), Studies in English Literature, English Number 55, 2014, pp. 233-243. |
エッセイ |
猪熊 作巳
極小主義的統語理論を主軸としながら、その展開として言語の進化的?生物的?認知的基盤にも関心をもっています。そのため、普段は理論言語学的な文献に並行して、認知科学的、生物学的な文献も読みかじっています。このような問題意識に基づいて、日?英を中心とした様々な言語の統語的?文法的構造の研究を主軸としながらも、言語発達や言語障害、さらには人類と他の霊長類との比較、といった領域にまで手を広げることもあります。「英語」や「日本語」のようなレベルにとどまらず、「そもそも言語とはなんだろうか?」「なぜ人間だけが言語を手に入れたのだろうか?」といった、素朴だけれども根源的な疑問を持って研究に取り組む姿勢を大切にしたいと考えています。
所属学会 |
日本英語学会 |
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論文 |
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