【生活心理専攻】FP3級に6名が合格(一部合格)しました
今年度初めて「生活経済論演習」(木1)で「FP3級合格」に焦点を定めた講義を展開しました。受講生は2年生8名と3年生11名の19名です。全員が1年時に必修科目として「家庭経営学」と「生活経済学」を履修済みで、そこでは、給与明細を手がかりとした「税金」「社会保険」や、「金融資産」「株式?債券?投資信託」に関する基礎知識は修得済みです。とはいうものの、FP3級には未学習領域である「不動産」、「相続?事業継承」、「生命保険?損害保険」があります。これら3領域を集中的に講義し、後半では理解度確認のための問題、過去問を解いてきました。その結果、2年生3名、3年生3名の6名が合格(一部合格)しました。
FP受験は、これまでの学びの総復習として、あるいは、これからの経済生活に関する制度?仕組みの理解の一助として多いに価値のある国家資格です。加えて、2022年度から高等学校では金融経済教育が本格的にスタートしました。金融経済教育を受けてこなかった世代だからこそ、この国家資格の取得は必要と考えます。その一方で、次年度からは新学習指導要領で学んできた高校生たちが大学に入学してまいります。新学習指導要領による教育効果を確認する上でも、しばらくはFP3級合格を目指した講義を進めていく予定です。
(文責:髙橋 桂子)