4年生保育実習の巡回訪問報告(幼児保育専攻)?素敵な出会い?
こんにちは。毎日暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
1枚目の写真は、8月29日(火)に日野キャンパスから撮影した朝の空模様です。空が高く感じられ、秋の足音が聞こえてきそうですね。とっても静かなキャンパス???と、いうのも学生たちの多くは、9月半ばまで夏休みなのです。
そのような中、幼児保育専攻幼保コースの4年生は、8月末より学生生活“最後の実習”となる保育実習に臨んでいます(幼小コースについては、すでに井上先生がご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください)。
本学では、教員が学生一人ひとりの実習先に必ずご挨拶へ伺い、実習中の学生を励ましたり、指導したりと、より充実した学びにつながるようサポートしています。今日は、8月某日に訪問したAさんや実習園さんのエピソードをご紹介しましょう。
Aさんは、実家のある静岡県へ帰省して保育園での実習に臨んでいました。巡回担当教員の私は、お昼過ぎに保育園へ到着したのですが、ご挨拶のすぐあとに園長先生から「あの…今から職員のお誕生会があるのですが、もしよろしければご一緒にいかがですか?」と、お声がけいただきました。
どうぞ!どうぞ!とご案内いただくままに通していただいたお部屋には、8月生まれのお二人の先生が、ケーキを前に座っていらっしゃいました。園長先生はじめたくさんの先生方、実習生のAさん、プラス巡回訪問で伺った私は(しかも先生方とはこの日が初対面!)お誕生日の先生を囲みました(この時間帯は園児さんが午睡中で、保育中の先生方はもちろん保育室にいらっしゃいました)。
とても印象的だったのは、お誕生会冒頭の園長先生のお話です。「このような暑い日に、(8月生まれさんの)お母さんはあなたを産んで育ててくださったのですね???」、お誕生日は、1年に1回しかない特別な日であり、思い出が重なっていく大切な日でもあります。こちらの園では毎月先生方のお誕生会を開催していらっしゃるそうですが、この日の園長先生のメッセージに、心がほっこりしました。こうしてお誕生会は、集まったみなさんからのお祝いの歌と拍手のプレゼントでお開きとなりました。この場に立ち会えた本学の学生は、なんと幸せなことでしょう。一人ひとりを大切にする気持ちを子どもだけではなく、同僚に対しても同じように伝えあえる職場は、本当に素敵です。
面談の時間になり、Aさんに今回の実習について尋ねてみると、「これまでの実習では体験することがなかった0歳児クラスに配属していただき、初めて赤ちゃんにミルクをあげることができました。最初は恐るおそるあげていたのですが、抱っこしてミルクをあげたり、飲み終わった後に背中をさすったりできたことは、本当に貴重な体験でした。」と笑顔で教えてくれました。将来は、保育士さんを目指しているそうです。失敗を恐れず、心を動かしてたくさん学んできてくださいね!
園内での写真撮影、ブログ記事への投稿にご快諾くださいました園長先生はじめ先生方に、この場をお借りしまして心より感謝申し上げます。
(文責:野尻 美枝)