「生活経済論演習」では学生希望による企業訪問を行っています
「生活経済論演習」(前期、月曜3時限)では、毎年、テーマを決めて、学生たちが企業研究をして学生の希望による企業訪問を行っています。2015年の着任以降、セブン&アイホールディングス、資生堂、サントリーホールディングス、IKEAジャパン、SMBC日興證券、VISAワールドワイド?ジャパン、旭化成、ベネッセヘルスケア、ベネッセコーポレーション、ABCクッキング、キッザニア(敬称略、以下同様)など訪問させていただいております。
今年のテーマは外資系企業、女性活躍推進企業です。このテーマに従って履修生が各自、訪問したい会社を選び、その企業に関するプレゼンを行います。企業のどこに魅力を感じたのか、同業他社に比べた特徴は何か、またHPや新聞記事などの情報からではわからない情報は何か、などが明確になった時点で担当教員が依頼状を作成し、訪問の交渉を行っております。今年は5月中旬までにユニリーバ?ジャパン、アフラック生命保険とSMBC日興證券から訪問の承諾を得ることができました。各自、自分らしい名刺を複数枚作成し、質問項目をお送りしたら、いざ、訪問です。私服で良い、といわれた企業には「ジーンズはNO、ズボンはOK。OLっぽくない、大学生のお出かけ着で」訪問するよう伝えます。
コロナ禍の2年間は主に「ZOOM?手紙による企業訪問」でしたので、久しぶりの対面での企業訪問です。もちろん、事前に訪問者の氏名を提出し、当日は入口で体温測定、手指消毒を徹底します。名刺交換の後、学生による挨拶でスタートします。先方から20分ほど企業説明や各種取り組みをご説明いただいた後、事前に提出した我々の質問にご回答いただきます。その後、社内見学をさせていただく、という流れです。そして最後の締めは、その企業を訪問したいと希望した学生による御礼の挨拶です。希望した学生だからこそ出来る、定型文ではない今回の訪問で自分は何に気づいたか、何を学んだか、を発表してくれます。ある意味、担当教員の醍醐味を感じられるひとときです。
企業はそれぞれ独自の文化を持っています。どの企業文化が自分にfitするのか。訪問を重ねることで学生さんたちも直感的にわかってくるようです。
毎年、多くの企業様に貴重な機会を得ております。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。
(文責:髙橋桂子)