「実践入門セミナー」で図書館実習を行いました
「実践入門セミナー」(前期、木曜1時限)は、本学の大学生としての基本的な知識、学びのスキルを修得するための科目です。そこでは各種オリエンテーション、自校教育をはじめ、文書の要約の仕方、レポートの書き方、プレゼンの方法、そしてパワーポイントやエクセルの基本的な操作を習得します。本学科は生活心理専攻と幼児保育専攻の2専攻がありますが、この両専攻に所属する100名を混合の4クラスに編成して4名の教員で講義を担当しています。
この日は、7月に予定されている「プレゼン大会」に向けて、図書館で友達に紹介したい図書の選定を行いました。プレゼン大会とは、個人もしくはグループになって、この本を読んでもらいたい、こんな点が魅力的だ、という本の売りをプレゼンしあう、というものです。4月に図書館職員さんによる丁寧な図書館ガイダンスをしていただいたおかげで、広い図書館で迷子になることなく本を選んでいました。そして、自分がなぜこの本に魅力を感じるのか、何を学んだのか、刺激的な部分はどこかなど、プレゼン大会に向けて何を魅力としてあげるか、その戦略を練るためのメモを真剣にとっていました。
ページをめくる音やペン?鉛筆の音だけが聞こえる空間って本当に神秘的なものです。本学の図書館は建築的視点からも、何とも荘厳で魅力的な建築物です。新入生たちにとり、本学の図書館が、カフェとはまたひと味違う、精神の安らぎの場となってくれることを期待して、我々教員はせっせと図書課題を出しています。
学生に限らず、本をよく読む方は、真摯でタフな方が多いように思います。タフになれ!
(文責:髙橋桂子)