宮崎法子先生と六人部昭典先生の最終講義を開催しました。
2022年度をもって、美学美術史学科を退職なさる中国美術史担当の宮崎法子先生と、西洋近代美術史担当の六人部昭典先生の最終講義を、2月25日に開催しました。
宮崎先生は、東京大学文学部、大学院人文科学研究科で中国美術史を修め、京都大学人文科学研究所助手、三重大学助教授を経て1995年に本学に着任し27年の長きにわたり本学科で中国美術史の教育にあたりました。一方、六人部先生は大阪大学文学部、文学研究科において美術史を修め、京都芸術短期大学、大手前女子大学を経て、2006年から17年間本学科で西洋近代美術史の教育にあたりました。
宮崎先生最終講義
最終講義は、最初に宮崎先生が「文人画家たちの古画学習と個性」という題目で講義を行いました。宮崎先生は通常の授業と同じように二枚のスライド投影面の前にたち、映し出された絵画を比較しながら、中国絵画の魅力について語りました。
六人部先生最終講義
一方、六人部先生は「西洋近代美術史研究とモネ」という題目で講義を行いました。六人部先生はご自身の研究生活の出発点から、どのようにしてモネ研究を進めたかについてお話しいただき、ご自身の研究生活を総括するような講義となりました。
最終講義は対面とzoomによる配信のハイフレックス方式
今回の最終講義は、対面とzoomによる配信のハイフレックス方式で行いました。今回の会場は、渋谷キャンパスの一番大きな教室403で行ったのですが、コロナ禍により座席の間隔を開けていることもあり、ほぼ満席のような状況でした。また、zoomによる配信では、国内のみならずベルギーやフランスから講義を視聴する人もいました。お二人の先生とも、沢山の学生に慕われていたこともあり、多くの卒業生が聴講にきて、花束や記念品を贈呈するなど、同窓会のような華やかな最終講義となりました。